1986年のバーニー・サンダース―― 弊誌の過去の記事から
|海の向こう、アメリカ合衆国で大統領選の指名獲得競争が激しさを増す4月、われわれWeekly GIANTS Co. の部室に保存されている過去の紙面の紙束の中から、一つの興味深い記事が発掘された。
『黒めがねのバーニーちゃんは、ちょっとすてきな社会主義者の市長さん』という記事だ。この「バーニーちゃん」とは現在、民主党の大統領選予備選挙を戦っている、他でもないバーニー・サンダース氏のことである。
時は1986年。一人のICU生がアメリカに留学していた。その学生がいた大学に、サンダース氏が来たのである。当時、彼はバーモント州の州都、バーリントンの市長だった……と、詳しいことは私が述べても仕方がないので、実際の紙面をご覧頂きたい。
いかがだっただろうか。記事の最後の「そのときバーニー・サンダースは何をしているだろう。市長か、只の人か、はたまた大統領か・・・・」という記述は、まるでサンダース氏が大統領選に打って出る未来を予見していたかのようだ。先輩の予言通り、彼が大統領になるかどうかはまだわからない。「ちょっとすてきな社会主義者の大統領」が誕生するのか、見守っていきたい。