【学内新サービス】ラーニングサポーターに聞いた!Qサポの魅力・賢い使い方〈後編〉

※この記事は前後編から成る記事の後編です。

実際にQサポで学生を支援しているサポーターの浅見優衣さん(ID 24・情報科学メジャー)と鷺島悠人さん(ID 25・環境研究メジャー)にもお話を伺った。

(※インタビューは再構成済み)

ーーなぜラーニングサポーターをやろうと思ったのか、きっかけなどを教えてください

浅見さん:私は今4年生なのですが、私の卒論アドバイザーの先生が推薦という形で、「こういうの新しく始めるんだけどやってみない?」と言ってくださったのがきっかけです。ラーニングサポーターの人たちは専門的な知識が豊富で色々な研究をされている人が多いのですが、私はそんなことないんです。高校で理系をとってはいたけど、文系にも興味があるからこの大学に来たので、結構真ん中みたいなところがあって。なので、数学が分からない人の気持ちもすごく分かるんです。そこから、興味を持つきっかけ、苦手意識を払拭できるきっかけになればいいなと思ったので、ラーニングサポーターをやってみようかなと思いました。

鷺島さん:僕は情報科学の石橋先生に卒論関係でお世話になっていたときに、やらないかと誘っていただきました。僕は環境研究メジャーなのですが、結構生物寄りのことをしていて、生物メジャーの人たちと仲がいいんです。生物メジャーと環境研究メジャーは自然科学メジャーですが、数学とかプログラミングに対して苦手意識のある人が結構ざらにいて。そういうのはもったいないなと思います。でも、数学を学ぼうとかプログラミングを学ぼうとかって、新しい言語を学ぶようなものだと思うので、難しいな、っていうのも分かります。そういう最初のつっかかりを跳ねのけられるようなことができたらいいなと思って、ラーニングサポーターをやりますって答えました。

▼取材時の月曜日にいたラーニングサポーターの皆さん。左から浅見優衣さん(ID 24・情報科学メジャー)、鷺島悠人さん(ID 25・環境研究メジャー)、岡部真幸さん(ID 24・情報科学メジャー)

ーーこの秋学期は週に何回、何時間ぐらいサポーターをされているんですか?

鷺島さん:僕は週1で昼休み、4、5限ですね。

浅見さん:私も3限分ですが、2日に分かれています。月曜日の4、5限と、木曜日に1回ですね。

ーーお二人の強いメジャー・分野はありますか?

鷺島さん:基本的に月曜日はプログラミングの人がいます。私もプログラミングちょっとできるっていう感じです。

浅見さん:いやいや、彼はすごいできますよ。私は少しできます。

鷺島さん:一応初歩的なことについて対応する場所なので、基本的にプログラミングの入門レベルができるメンバーがいます。私もそうですね。

ーーQサポの賢い使い方やポイントはありますか?

鷺島さん:プログラミングの話でよくある質問が、動きませんとか、どうして動かないか分からないです、というものなんです。もちろんそういうのにお答えはさせていただきます。ですがもっと賢い使い方でいうと、例えば、こういうことをしてみたいんだけどどうすればいいですか、とか。あと、ある限定的なエラーをどう対処するのかではなくて、一般的にエラーが出たらどうすれば良いですか、みたいな。一個一個のハウツーは教えてあげられるんですけど、勉強していくのに重要なことってどうやってエラーを取っていくか、っていうことで。

青木(聞き手):その先につながるような質問ということですか?

鷺島さん:そうだね。

浅見さん:そうですね。それができたら素晴らしいんですけど、やっぱり苦手な人が興味を持つのは難しくて。例えば、もう授業でプログラミング基礎を取っちゃったけどついていけない、といった状態の人を私は助けたいと思っています。初めの段階で挫折しそうな人がQサポに相談して、ひとつ理解できたからちょっと面白くなって自分でもやってみて。その時に、先ほど話しにあったような、先に繋がる質問ができたらさらに勉強できるし。これがいちばん助けになると思うので、私はあえて、なんでも聞いてくださいというスタンスです。私たちにも分からないことはあると思うんですけど、そういう時も一緒に考えられる場所というのを目的にしているので。分からないからイヤ、ではなく、考える楽しさを育てることができたらいちばん良いと思います。

鷺島さん:確かに。いちばん賢い使い方で言うと、ここで宿題をすることだと思います。答えは教えないですけど。

ーーサポーターとしてのお仕事は始まったばかりだと思いますが、今後の意気込みなどはありますか?

鷺島さん:もっと卒業論文にプログラミングを使う人が増えたらいいね。

浅見さん:確かに。

鷺島さん:プログラミングを使うのって怖いじゃないですか。壁が高いし。でも使えたら便利なんです。図を作るのも、PowerPointを使うよりもプログラミングの方が綺麗に描けたりするので。もっとカジュアルでいいから、使う人が増えたらいいなと思います。それに、プログラミングができるって就活にも役立つと思います。

浅見さん:ICUは文理両方学べるはずだけど、やっぱり文系です、っていってる人が多い気がします。そこが同じぐらいになったらいいなと思います。

ーーありがとうございました!

▼和気藹々としたスペース。ホワイトボードには「今週の一問」

CTL職員の浅野さんによると、教員たちとも連携しながら立ち上げたQサポのブース内には、教員が突然訪れて座っていることもあるという。ここは、ICUの学生たちと教員陣、そしてCTL職員方の三者が協力し合って運営している場所なのだ。そんなQサポを、自然科学系の授業を受講している人も、そうでない人も、ぜひ一度利用してみてはいかがだろうか。

Qサポ公式HP:https://office.icu.ac.jp/ctl/qss/index.html

Qサポ公式Instagram:https://instagram.com/q_support_icu?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==

【青木・小室】

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