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ICUをどう変えるか? 構想すすむ”新”「学生会」

"Meeting"" by UBC Learning Commons is licensed under CC BY 2.0
“Meeting” by UBC Learning Commons is licensed under CC BY 2.0

ICUにもかつて、他大学のように「学生会」があったことはご存知だろうか?
「学生会」、それに連携する「学生教授連絡協議会」は、学生の大学に対する意見や不満を取りまとめ、出てきた大学での不便な点や改善点に関する要望を集約し、よりよい大学運営につなげるため交渉をする……などの役割を担う団体として、かつてICUに存在していた。

しかし、1966年に旧「学生会」が廃止されて以降、学生が何か大学に交渉をもちかけたくても、自分からそれぞれの担当部署に相談に出向くか、あるいは、どこへ交渉に行けばいいかわからず、何もできない……といった状況にある。また、かつては旧「学生会」のなかで運営がおこなわれていたクラブオリエンテーションや花見・月見などの、学生が主体となるイベントで近年トラブルが頻発しているのは、サークル活動の統括が持続的に行われていないためであるようにも思える。

対話のチャンネルづくりへ

そんな中、学生会の空白を埋めることのできる新たな組織の設立にむけて、有志学生の間で構想がすすめられている。4月19日のコンボケーションアワーに、有志の学生と伊東辰彦教養学部長とのあいだで、この学生会設立に関して意見を交換するミーティングが行われた。

ミーティングは昼下がり、「かたい事はなし」という伊東先生のひとこともあって、穏やかな雰囲気の中すすんだ。学生からは、「キャンパス内の各所でWi-Fiがつながりにくい状況を改善してほしい」「学生がより満足できる学食にしてほしい」といった具体的な要望から、「大学・学生間で意見を交換する場が無いがゆえに、学生の不満や意見が表面化しにくくなっているのではないか」などといった、今の大学と学生との関係性を懸念する声があがった。

これに対し伊東先生は、学生の声を聞くのは大学の教員・職員として当然のこと、とした上で、「急にことは進まないが、仕組みにしていかなければ変わらないまま終わってしまう。積極的な一部の学生だけによる閉鎖的な組織ではなく、広く学生全体とやりとりできるチャンネル作りを一緒にしていきたい。今回のミーティングがその第一歩になればいい」との前向きな姿勢を示した。

また、その場で、5月・6月に各1回、同様のミーティングを開催することも約束された。以降も定期的に、伊東先生を含む教員・職員と学生との意見交換の場が設けられる見通しだ。

「これからのICUにとっての重要な一歩」

ミーティングを終えて、”新”「学生会」の設立準備にかかわる学生のひとりであるID18の古川英明さんは、「学生と大学との対話」という構想の目的のひとつが成立したことから、「動かないと思っていたものが動き出したという感じです。学生参加者の代表制をどのように確保するかなどの課題はまだありますが、ひとまず、継続的な大学と学生の対話のチャンネルが開かれたことは、これからのICUにとっての重要な一歩だと考えています」と語った。

設立の構想が練られている新たな「学生会(仮称)」は、教授・職員の代表者と定期的にミーティングで意見を交換したり、学生の中から出た意見や要望をあつめ、大学との連絡・意見交換にあたる学生組織を目指す。
今後は、次回5月に行われる伊東先生とのミーティングに向けて、定期的に有志学生の間でのミーティングを行っていくとのことである。学生主体の組織としての方向付け、学内の具体的な問題点のピックアップや優先順位の取りまとめを行いつつ、メンバーを増やしていくことをねらっている。