あなたの声が寮を創る ―新々二寮建設支援委員会インタビュー

20140617_ShinshinryoPhoto12015年6月をもって閉寮となる第二男子寮と第二女子寮の跡地を利用して、2017年4月に新々二寮が開寮する。現在、新々二寮建設支援委員会は、学生全体に対し、新々二寮建設に関するアンケートを行っている。この委員会は、情報を公開し、質問事項を作成することで、新々二寮建設をサポートすべく先月から活動している協議会だ。アンケートの実施にあたり、同委員会に所属する方々にインタビューを行った。

(※インタビューは再構成済み)

――普段はどのような活動をしているのですか?

委員会のメンバーは、学生部長の布柴先生と学生部副部長の矢嶋先生、職員の方が3名、学生が9名です。普段はMoodle上でアンケートやWebサイト、ポスターの作成をしており、6月に1回、9月に3回会議を開きました。

 

――アンケートの目的を教えてください。

新寮(2011年~2012年に開寮した欅寮、樫寮、銀杏寮)建設の時には、このような委員会はありませんでした。その反省として、新々二寮について学生たちと話し合う場を作り、計画に落とし込みたいという布柴先生の意見を受けて委員会が発足しました。アンケートを実施することで、新々二寮を建設する際に学生の意見を尊重できるのではないかと考えています。

 

――リビング・ラーニング・コミュニティ(以下LLC)については話し合われているのでしょうか?

この委員会は、新々二寮の建設についてサポートするために活動しているので、LLCについてはあまり話し合われていません。私たちとは別に卒業生の方中心の会があるのですが、8月末に開催されたそちらのワークショップでは、LLCも話題になりました。このワークショップの参加者は、この委員会とほぼ重なっていました。また、大学ではLLCについて協議するコミュニティがあります。

今のところ、新々寮内に100人程度が収容可能な教室を作ることを検討中です。LLCは、建築そのものではなく寮内で実施されるプログラムに過ぎないので、まずは寮全体の構想を決定してから内容を検討したいと思っています。

 

――国内外にある学生寮は視察しているのですか?

個人レベルでは、委員会の学生が旅行や留学として訪れています。また、インターネット上で資料を集めて共有しています。先述のワークショップでも他大学の学生寮が紹介されました。

 

――どのようにして広報活動を行っているのでしょうか?

Webサイトでの情報発信以外に、今後学内にポスターを掲示したり、ICU Portalにお知らせを出したりします。口コミでも関心を集めたいですね。このThe Weekly GIANTSに記事を掲載するのも情報発信の一環です。

 

――どういった形でOB・OGと関わっていきたいと考えていますか?

OB・OGの方は独自に集まって、ICU教育寮の将来に関する提言を学長に提出しています。アンケートも別に実施し、結果も集めています。また、前の質問でもお話ししましたが、在学生と共同でワークショップも開いています。ICUが非常に好きな卒業生も多いので、いろいろな人にコミットしてほしいと思います。

 

――ありがとうございました。

 

 

新々二寮建設支援委員会では、寮生、寮外生を問わず意見を求めている。普段寮に馴染みのない学生にはあまり関心がないかもしれないが、新々二寮建設支援委員会のホームページにアクセスすれば、寮建設についての情報を知ることができる。

寮はICUの顔であり、未来の後輩が学生生活の大半を過ごす場だ。寮生はもちろんだが、寮生以外の学生にも是非アンケートに答えていただきたい。

 

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