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宗務部インタビュー!C-Weekの実態に迫る

 

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今年も5月18日(月)から5月23日(土)までC-Week(キリスト教週間)が実施される。

ICUはキリスト教の大学であるが、教会に行くのは入学式と卒業式だけという学生もいるほど、キリスト教への関わり方は学生に任されている。

しかし、今年はまさに宗教に向き合わなければならない年ではないだろうか。フランスでのテロ事件以降、ISISの横暴、オーストラリアでのテロなど、宗教とは何かを考えさせられる事が多数あった。

宗教とは何だろうか。宗教にどう関わっていけばよいのだろうか。良い面も悪い面も、多角的に見て考えていかなければならない。

宗教と言っても様々であるが、まずは私たちの身近にあるキリスト教から考えてみてはどうだろうか。

今回は、私たちがキリスト教を知る手助けにもなるC-Weekについて、大学牧師で宗務部の北中晶子先生にお話を伺った。

 

――まず、C-Weekの全体像についてお伺いします。

今年のテーマは「はじめに言葉があった」です。聞く人が聞けば聖書の御言葉だと分かりますが、これは聖書の言葉からテーマを決めましたよというアピールがしたいのではありません。

むしろ、C-Week実行委員会の学生はどんなに世俗的になっても構わないから、聖書の御言葉をいろんな角度から考えていきたいという思いでこのテーマにしました。

また、準備期間中、フランスでのテロやISISのことがあり、宗教とテロリズム、宗教と暴力、そういったことを考えさせられました。その中で、戦うよりも先に、武器よりも先に、「言葉があった」じゃないかと、そういうメッセージも込められています。

 

――特別大学礼拝について詳しくお聞かせください。

特別礼拝のスピーカーは、毎年クリスチャンの方です。今年は山浦玄嗣先生が来てくださいます。

山浦さんは医者ですが、本業のかたわら言語学の研究をなさる方で、独学でギリシャ語なども勉強なさっています。ギリシャ語で書かれている新約聖書を気仙地方の「気仙語」に訳し、出版して、全国的に反響を呼びました。

そのあとに地震の被害に遭われたのですが、それでも医業も、出版業も頑張って立て直しているという方です。震災後はますます活発にいろんなところに講演に行かれていて、本も次々と出していらっしゃる。

医者で、真面目な活動をなさっている方なので、真面目な方かなと思いきや、流石は言葉の達人で、とても面白く話をしてくださいます。震災の話もされるので、話の中身はとても笑い飛ばせるようなものではないですけど、ユーモアを交えて話してくださる。

こんなに笑えるチャペルアワーはあまりないと思うのでぜひ来てください。

 

――特別講演についてお聞かせください。

スペシャルレクチャー(特別講演)では、数年前からクリスチャンではない人でもキリスト教に洞察の深い方をお招きしています。

今年もクリスチャンではない方で、岡真理先生という京都大学大学院の教授がいらっしゃいます。

アラブ文学の研究者で、イスラエル軍によるパレスチナのガザへの攻撃が激化した際、アラブ文学を生み出した大地に住む人々がこんなにも苦しんでいるのに、この地域の文学を研究している自分は一体何の役に立つのかという本当にまっすぐな問題意識を持たれた方です。そして、その問題意識を今日まで持ち続けてきたとても稀有な方だと思います。

現在は本業の文学研究もやりつつ、朗読劇という形で、パレスチナの現状を世に訴えるというアクションを起こしておられます。この方は文学研究者でいらっしゃるので、言葉のプロです。

岡先生は特定の宗教の信者ではないですが、命と死とか、暴力と許しとか、そういうテーマの中で言葉の力を見てきた人として、文学を祈りとして捉える。メディアとか新聞で使われるような言葉とは全然違う言葉が文学の世界にはあって、それが人間にとっての祈りのような役割を持つのではないかという捉え方をなさる方です。

絶対に面白いです。こちらの先生は笑える面白さではなくて、感心する方の面白さです。

 

――その他の企画についてもお聞かせください。

毎年特別キリスト教概論というものがあります。今年は人類学のボンディー先生と言語教育の守屋靖代先生が講義をしてくださいます。

どちらも講義が大人気な先生方ですし、専門分野が宗教学とは違う先生方なので、貴重な機会だと思います。

あと、金曜日の夜に、副学長の森本あんり先生と、深井智明先生による、対談形式の宗教学セッションがあります。森本あんり先生はICUの名物教授で、キリスト教世界では大分名の通った方ですが、残念ながら今は副学長のため、講義ができないお立場なので、この機会はめったにないと思います。

先生方も多分意気込んできてくださるのでぜひ来てください。

さらに、今年ならではのイベントがあります。ICUの敷地内にある幼児園が、今年で閉園します。そこで、C-Week中に20人限定で幼稚園を訪問する企画を行います。子供たちを直に見ることができます。ちょっと他では出来ないだろうというような教育環境を整えているすごくいい幼稚園なので、幼児教育とかキリスト教教育とかに興味のある学生は、ぜひ訪ねてみるといいでしょう。

 

――今年も学生による持込み企画はありますか?

今年もたくさんあります。

音楽系の団体ではEMS管弦楽団、The Clumsy Chorus、ICU Glee Club、アイリッシュカフェが参加しています。去年からコンサートの時に大学礼拝堂を積極的に使ってもらおうと考えており、今年もICU Glee ClubとThe Clumsy Chorusがチャペルでコンサートをしてくれます。

キリスト教系の学生団体ではKGKとWorship Nightという団体が参加しています。KGKはスピーカーを呼んで講演をしていただくことになっています。

また、プレ企画としてLAMBSが、C-Weekの前の週にサンバパレードをしてくれます。C-Weekの宣伝ですが、いつもの楽しいサンバパレードなので見てください。

 

――オープンハウスについて聞かせください。

今年は7人の先生がオープンハウスをしてくださいます。

もともと学内に住んでいらっしゃる先生方が家に招いてくださるという企画です。

最近は、前は学内に住んでいたけど、今は学外に住んでいらっしゃる先生方も欠かさず参加してくださったりしていて、ちょっと面白くなってきていると思っています。

企画予定の先生方は、物理の岡村先生、文学の佐野先生、数学の鈴木先生、体育の高橋先生、歴史学の那須先生ご夫妻、ELAのワーデン先生、物理のヒッツェル先生です。

 

――最後にC-Weekに向けての意気込みをお願いします。

今年はC-Week実行委員が元気です。人数も増えたし、ここ何年かで初めてのことですけど、実行委員長をクリスチャンではない学生が務めてくれました。

委員会の中の学生もいろんな人が集まって、とても活発な準備をしてくれたので、それがよく表れる1週間になるといいと思っています。

私たちはいつも「クリスチャンによるクリスチャンのための」といった、すごく閉じられた行事にならないことを願っています。いろんな人がいろんな角度から覗いたり、突っついたりできたら理想的ですね。今年もそれを一番に目指しています。

あと、去年のテーマは『体』でしたけど、去年に比べると言葉というテーマは抽象的というか、捉えがたい印象を受けるかもしれません。「自分にとって言葉とはなにか」という視点でアプローチして下されば、身近なものになるのではないでしょうか。

とにかくゲストが素晴らしい方々ですから、この一度きりの機会をぜひ逃さないでください。

 

――ありがとうございました。

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