Exchange希望者必見!先輩方に聞いた面接アドバイス

ICU生の特権である秋休みには、留学プログラム参加希望者にとって重大なイベントが控えている。そう、面接である。これまでに提出した書類をもとに行われる約10分間の面談で、留学先が決定するのである。そんな緊張感のある秋休みのビッグイベントを少しでも応援しようと、すでに留学を経験している以下の先輩方に面接の様子とアドバイスをうかがった。もちろん個人差はあるので、あくまでも参考にしていただければ幸いだ。(※内容は再構成済み)

ジョン (ID:19):Georgetown University, USA

千夏(ID:19):UC Los Angeles, USA

桐子 (ID:19) : Duke University, USA

結美 (ID19) : Ateneo de Manila University, Philippines

諒 (ID:19) : University of Tampere, Finland

周 (ID:18) : University of East Anglia, United Kingdom

とりさん (ID:18) :UC Berkeley, USA

 

――面接ではどのような質問をされましたか?

ジョン:エッセイを暗記すれば大丈夫なはずですが、僕の知り合い数人は、「第一志望の学校じゃなかったらどうしたい?」と聞かれたらしいです。その場合は、正直に答えた方がいいと思います。僕の先輩でGeorgetown University (GU) に2年前に行った人は、「GUじゃなきゃ行きたくない」と答えたそうです。

 

千夏:私は開発学志望だったので、なぜその分野で有名なイギリスではなくアメリカを第一志望にしたのかを聞かれました。例えば、「イギリスのサセックス大学は開発学で有名だけどなぜ第3志望なのですか?」のような質問をされました。あとは、追加料金かかる学校も希望に入れてたので、それについても確認もされました。

 

結美:なぜ今のメジャーにしようと思ったのかの理由を聞かれたと思います。あとはこれからダブルメジャーにしたりメジャー変更を行う予定があるかないかも聞かれました。

それから、今までのICU生活の中でどんな勉強をしてきたかとか、メジャーに関わる科目をどれだけ履修したか聞かれました。

全員に共通した質問は、「なぜこの学校を志望するか?」「どのような授業を履修したいか?」「ICU卒業後は何をしたいか?」「留学の経験をどう活かすか?」などエッセイに関する質問だ。

 

――面接官はどなたでしたか?

千夏:人類学のマラーニー教授と国際交流室のスタッフの方でした。全く怖い雰囲気ではなかったのですが、マラーニー教授に最初に4つの質問を一気に言われて答えなければいけなかったので、少し驚きました。

 

結美:面接官のうち1人は国際交流室長のJoo-Young Jung教授でした。雰囲気は思っていたより厳しくなくて、結構和やかな感じでした。メインで話すのはその教授でしたが、他の2人も少し質問してきたり、メモ取っていたりしたと思います。

 

桐子:面接官は確か3人で、そのうち1人はネイティブの先生でした。基本的に怖い雰囲気等は全くなく、質問に対する答えをちゃんと最後まで聞いてくれました。

 

――何かアドバイスはありますか?

ジョン:「その大学に行きたい!」っていう熱意を全面に押し出したらいいと思います。実際、僕は第一志望の大学が大好きということを伝えるため、Georgetown Universityのセーターを着て面接を受けました!Conversation starterにはなったのか、面接は盛り上がりました。

 

千夏:私は、緊張してエッセイに書いてあることをそのまま言ってしまった上に、全然意味わからないことも言ったけど大丈夫だったので、とりあえず「すごく行きたいです」って熱意を見せれば大丈夫だと思います。でも、E開講をあまり履修していなかった友達とかは「何で留学考えてるのにE開講取ってないのですか?」とか聞かれたらしいので、そういう意地悪な質問にも答えられるように、ちゃんと留学の目的や志望理由考えといたほうがいいですね。

 

結美:エッセイの内容メインで 進んでいくため、しっかり自分が何を書いたのか復習しておくといいと思います。あと、私は第3希望まで志望大学を記入しましたが、第2希望までの学校しか行きたくなくて、面接で志望理由を聞かれたときに第2希望まではしっかり言って第3希望については何も言わなかったけど大丈夫でした。

 

桐子:質問に対する答えには、一貫性が大切だと思います。あと、「ICUの授業が全然ダメだから留学します」など、ICUに対してネガティブな発言はしないほうがいいです。ネガティブな理由により留学するというよりは、「留学でこんな経験がしたい! こんな先生や仲間に出会ってみたい!」などポジティブな理由付けをしたほうがいいです。将来やりたいことがまだ決まっていなかったり、変わったりするのは当たり前です。だからもし将来のことを聞かれたら、今自分がその時点で考えていることを答えれば良いと思います。今その時点で考えてる将来に、自分の留学が役に立つことが面接官に証明できれば、それで十分だと思います。だから、あまり深く将来のこと悩みすぎないで欲しいです。

 

諒: 質問はもちろん英語で聞かれます。なので、苦手な人は多少スピーキングの練習をしておくべきだと思います。とにかく悔いのないように準備するべきです!

 

周:イギリスに行きたかった友人が、全身ユニオンジャック柄の服で面接に行ったら通った、という話も聞いたので、熱意も大事かもしれません。

 

とりさん:日程や時間はしっかりと確認して、遅刻や日にち間違いのないようにしましょう。また、同じ大学を志望している人や、その他の留学希望者との情報交換も、ある程度は効果的かもしれませんが、面接前に知りすぎると変なバイアスを持ってしまったり、結果発表まで落ち込んだりするので、加減をみて行ってください。また、純ジャパでもちゃんとエッセイの内容が書けていれば、期待されているレベルの回答はできると思います。逆にエッセイを雑に書いてしまった方は、面接が最後の挽回のチャンスになると思うので、しっかりと自分の考えをまとめて、練習をしておくようにすると良いと思います。

 

面接は留学するためには絶対に通らなければならない関門だ。しかし、これから新しい世界に飛び出すチャンスであるとも言える。先輩方の体験談やアドバイスを参考にし、頑張っていただければ幸いだ。