Youは何しにICUへ? 2021 -第三弾-

(左:海野灯代子さん 右:川端みくさん)

 春学期からWeekly GIANTS Co.(以下、WG)に入社した3人(南郷、入口、青木)が新入生インタビューの第3弾を実施。新入生ならではのフレッシュな視点から、ICU生の実態に迫った。尚、インタビューはオンライン形式で、2人のインタビュイーそれぞれに行った。

 

インタビュー #1

インタビュイー:海野灯代子さん

インタビュアー:入口侑可

入口:それではさっそく質問に入っていきたいと思います。まず、春学期で一番楽しかったこと、辛かったことは何ですか?

海野:サークルが一番楽しかったですかね。

入口:どんな活動をされてるんですか?

海野:サークルでこの春からラムズに、えっとラテンアメリカ音楽同好会に入りまして。

入口:へえー、すごい。

海野:その練習が楽しかったですね。

入口:えぇ、素敵ですね! なんの楽器をやられてるんですか?

海野:えっと、アゴゴっていうサンバで使われる中で一番うるさい変な楽器です。高校のときは歌を歌ってたんですけど、楽器は人生ではじめて真面目にやるってことで、なかなかに楽しく参加させていただいてます。

入口:それはもともと音楽に興味があったからですか?

海野:まあそうですね。なんとなくノリと勢いで決めたようなもんなんですけど。

入口:ありがとうございます。反対に辛かったことってなんですか?

海野:辛かったことはほとんどないですかね……。辛かったことは記憶しない主義なんで(笑)。

入口:なるほど、それは辛い出来事に対する対処法みたいなものなんですかね。

海野:いや……全然わかんないんですけど、覚えてないからなんとも言えないぐらいの勢いですね。

入口:なるほどー。ありがとうございます。次の質問なんですけど、ELAについてお伺いしたくて……。ぶっちゃけELAどうでした?

海野:えーと……、高校の時と似てるなーって思ったぐらいですかね。

入口:高校の時というのは、ELAみたいな授業があったってことですか?

海野:はい。自分はICU高校の卒業なんですがそのときもELAのような授業があって、それと雰囲気が似てるなーって思いました。

入口:雰囲気が似てるだけなんですね、より難しくなったとか簡単になったとか……。

海野:いや、難しくはなったんじゃないですかね。コマ数が増えたので、その分課題が増えたような感じはします。

入口:なるほど。セクションの仲の良さはどんな感じですか?

海野:まあ良いと思いますよ(笑)。やっぱりミックス式の授業で、キャンパスに来てる子とはそれなりに仲良くなる機会もあったんですけど、来てない子とはなかなか接する機会がなくて、もう少し仲良くなれたらよかったなあと思ってますね。

入口:話題を変えて、ICUでの生活とキリスト教との関わりについてお伺いします。ICUでキリスト教を身近に感じたことってありますか?

海野:今はほとんど無いですね。

入口:今は、というのは?

海野:あー、高校の時はもうちょいあったかなという……。

入口:高校より薄まったって感じなんですかね。

海野:なんとなくそんな気はします。

入口:へえー。そう感じる原因はなんですか?

海野:高校の時は毎朝賛美歌が流れてたんで……それには驚きましたね。

入口:賛美歌……。あ、キリスト教概論って取られました?

海野:はい、取りました。

入口:どうでした?

海野:かなりおもしろかったですね、私には。

入口:どの先生のをとられたんですか?

海野:魯先生のですね。

入口:魯先生はどんな感じの人ですか? 授業の特徴というか、こういう所が面白かったという部分はありますか?

海野:なんとなく私が思った点として、「要するにクリスチャンが何を信じているのか」みたいなことを懇切丁寧に話してくれた感じがあって……。

入口:それを知ったことによって、海野さんの中でなにか変化はありましたか?

海野:前の学期は「美術の世界」っていうジェネの授業も取ってたんですがその主な題材としてキリスト教絵画に近いものをいっぱい扱っていたので、それに対する解像度がかなりグンと上がった感じがしました。

入口:来学期はどういった授業を取られる予定なんですか?

海野:ジェネの「メディアと記号」とE開講の「東洋美術概論」を取ろうと思ってて、でも、もう一つ「カルチュラル・スタディーズ入門」を取るか取らないかですごく迷ってます。

入口:なるほど。どうしてそういったラインナップになったんですか?

海野:パーっと今学期開講される授業を見たときに興味があったのがそれぐらいだったので。

入口:ありがとうございます。オンライン授業についてはどう思われますか?

海野:オンラインは朝学校に急いで行く必要がないのはすごい良いなって思いました。でもやっぱり、生徒同士の繋がりがどうしても薄くなるなーっていうのはちょっと感じましたね。

入口:「繋がりが薄いなぁ」という思いは、どういう時に感じたんですか?

海野:普通に授業では話すけどオフであまり話すことがないから、その人と仲良くなれた感じがあんまりしないというか。

入口:なるほど、それは大変ですね。最後に、読者の皆様に一言ありますか?

海野:これが掲載されると思うとかなり、なんかなーって思います。お聞き苦しいものを聞かせてしまったような……言いたいことは特にありません!

入口:最後に将来の夢をお聞かせください。

海野:ええ! 将来の夢ですか……えー、ビックな人間……(笑)。

入口:ビックな人間というのは?

海野:深堀りしないでほしいです(笑)。

入口:サイズですか?

海野:じゃあサイズで(笑)。

入口:サイズとしてビックな人間に。なるほど、素敵ですね。ありがとうございました。

海野:ありがとうございました。

 

インタビュー #2

インタビュイー:川端みくさん

インタビュアー:青木紗良

-自己紹介-

青木:まず自己紹介をお願いします。

川端:川端みくです。8月6日に生まれました。19歳です。今の趣味は映画を観ることと本を読むことです。

-ICUに変わってほしいこと―

青木:ICUに変わってほしい点、変わってほしくない点はありますか。

川端:変わってほしい点は、まあ今の状況として言えるのは、やっぱり授業を対面にしてほしいですね。

青木:おお、対面が良い。なぜ?

川端:オンラインも面白いんですけど、対面の方がより人と関係を持てる。色んな人と会えることが良いです。変わってほしくないところは特にないです。

青木:対面だと、例えば、早く起きないといけないとかあるじゃないですか。まあそっか、寮だからあんまり関係ないのか。

川端:そう。寮だから、急げば着く。だからまあ、大丈夫かなと。

ICUらしさとは

青木:ICUらしさって何だと思いますか?

川端:最初に思い浮かぶのはグローバルな感じかなと思います。異なる国から来た学生がいっぱいいたり、後は英語と日本語以外に他の言葉も話せる人が沢山いたり。色んな “cultural background” や“personal background”があって、グローバルな人が多い大学だなと思います。

-大学内での活動-

青木:今、大学内でなにか活動はしていますか?

川端:えーと、猫クラブには入っています。猫活ですね。

青木:猫活っていうんですか?

川端:たぶん猫活です。

青木:何をしているんですか?

川端:ICU内の、猫が生息しているところに行って、餌をあげたり、水を換えたり、日常的なことをしてあげています。

青木:猫って触れるんですか?

川端:触れる子は触れます。怖がって触れない子もいるけど、人懐っこい猫もいます。

青木:猫に名前って付いているんですか?

川端:はい、付いています。一匹一匹。でも全然覚えられない。同じ柄の子が居たら……、特徴的な子は覚えられるけど。

青木:猫と犬、どっちが好きですか?

川端:えー、それは……犬かな。迷うけど。

青木:同じです。

-大学外での活動-

青木:大学の外では何か活動をしていますか?

川端:今は活動はしていないんですけど、大学主催で夏休み中に行われた“ICU Language Buddies” というボランティア活動には参加しました。

青木:それはいつですか?

川端:7月の初めぐらいから多分8月の終わりぐらいまではやっているんですけど、自分は1回ぐらいしか参加していないです。

青木:それは毎回参加しなくても大丈夫なんですか?

川端:あ、そうです。自分が空いている時間にボランティアに入りますって言えば入れました。

青木:どのような活動をしましたか?

川端:違う大学に通う学生たちと交流し、お互いに自己紹介をしたり、会話を楽しんだりしました。

青木:なるほど。面白そうですね。楽しかったですか?

川端:すごく楽しかったです。

青木:友達は作りましたか?

川端:えっと、その後連絡先が消えて……、でも楽しかったです。

青木:もう一回参加する予定ですか?

川端:なんか、その活動は3つのパートに分かれていて、その一つが Language Buddyでした。でも、そこで出会った友だちの連絡先が消えてしまったので、その後その子に連絡することができず……。だけれど、そのことについて上の人に今更メールを送るのは、ちょっと迷惑な気がして、結局関係が途絶えたままの状態です。その後、自分がかなり忙しくなってしまって、そのボランティアに参加できなくなってしまったのですが、今は少し時間があるので、もう一つのパートの活動に一回ぐらいは参加したいなって思ってます。

青木:つまり、その友達は今、Buddyがいない状態ということですか?

川端:その人に教える人が私ともう一人いるので、多分そのもう一人の方と組んでいるのだと思います。

青木:そうですか、それなら良かったです。

川端:聞けば良かったです。 Zoomのブレイクアウトルームを使っていて、連絡先を交換しようとした時に丁度終わってしまって。

青木:オンラインの辛いところですね。

-入学後のICU-

青木:最後の質問です。入学する前のイメージと比較したとき、ICUはイメージ通りの大学でしたか?

川端:そうですね。けど、入学したときに他の人がどれぐらい勉強が出来るのか分からなかったんですけど、春学期を過ごしてみて、ICUの学生はすごく勉強が出来るんだなって思いました。だから私も、もう少し頑張らないとついていけなくなってしまうんじゃないかな、と感じるようになりました。

青木:それは、どの授業を受けてそう感じたんですか?

川端:全体的にです。JLPを受けている最中なのに、ほぼ全ての授業が日本語開講でした。それらの授業を受けることで、他の人に比べて日本語が苦手なことに気づき、日本語の学習をもう少し頑張らないといけないなと思いました。ただ、その点を踏まえると、JLPの授業は期待通りの内容でした。JLPの授業を受けて、日本語の書き方を学べたし、漢字のレベルもすごく上がったので、良かったです。ICU生は勉強をすごく楽しんでやっていて、その点を尊敬しています。これらからも、ICUという環境が勉強を楽しいと思える機会をたくさん与えてくれることを期待しています。

青木:なるほど。すごく良い締め方ですね。ありがとうございました。

川端:ありがとうございました。

【入口、南郷、青木】

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