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来年度から変わる「世界の言語」についてフランス語コースの西川先生に聞いてみた

"Paris/2009"" by rhiannonmckinley is licensed under CC BY 2.0
“Paris/2009”” by rhiannonmckinley is licensed under CC BY 2.0

世界の言語のフランス語コースが来年度から変わる。これまで学科制の名残で開講されていた集中フランス語I, II, IIIがなくなり、初学者向けの科目はフランス語I, II, IIIに一本化される。そこで、フランス語課程の現状と改革の背景について、フランス語コースの西川葉澄先生にインタビューを行った。

(※インタビューは再構成済み)

―――今年度のフランス語クラスの規模を教えてください。

ICUのフランス語は、フランス語を初めて学ぶ学生を対象にした週6コマ4単位のクラス(フランス語I, II, III、Section A・月水金56とSection B・火木567)と、週9コマ6単位のクラス(集中フランス語I, II, III)、これら2つの科目を終えた学生を対象にした上級フランス語A, B, Cがあります。

フランス語I, II, IIIは、1クラス30人ほどで、春・秋学期のフランス語I, IIは各セクション2クラス、冬学期のフランス語IIIはSection Aが2クラス、Section Bが1クラスです。集中フランス語は、春学期の履修者は25人ほどですが、冬学期は10人ほどになっています。

春学期開講のフランス語Iは事前にサインアップが必要で、今年度のSection Aは抽選を行っています。抽選に漏れた学生は人数に余裕のあるSection Bに移動してもらいました。

フランス語I, II, IIIは、CDつきの教科書を使用しますが、集中フランス語I, II, IIIでは、ビデオ教材を用いて学習します。どちらの科目でも、読む、書く、聴く、話すの4技能の向上を目指すのは共通です。

上級フランス語A, B, Cは、フランス語IIIを修了した学生や、帰国子女などフランス語をある程度既習した学生向けに開講されている科目です。

上級フランス語のクラスは、受講者の実力の幅が広いため、年ごとにクラスのレベルが変わります。上級フランス語の人数は、今年度は春学期が23名、秋学期が8名、冬学期は登録者が2名ですが、聴講で続けている学生も少なくありません。

世界の言語全体で、受講している学生はあまり多くありません。理由としては、ICUの制度上、世界の言語は卒業要件で必修になっておらず、また、スケジュールの都合上、コンフリクトしやすいといったことが考えられます。今年度春学期のフランス語クラスの履修者は、フランス語、集中フランス語、上級フランス語の合計で150人くらいです。

 

―――来年度からフランス語のクラスはどのように変わるのですか?

来年度から集中フランス語は廃止されます。今まで集中フランス語が開講されていたのは、2008年度にアーツ・サイエンス学科に一本化されるまでは、語学科という学科にフランス語が専門科目としてあった名残です。2007年度までは語学科のコースの1つとして卒論をフランス語で書くこともできたそうですが、現在では日英以外の言語とともに世界の言語の1コースになっています。

その後、ICUでは2008年度から更なる改革に向けた準備を徐々に進め、来年度からは言語ごとの特別なコースを廃止して、新たな言語を追加します。ドイツ語課程でも、これまで初学者を対象とした、2学期間で3学期分の内容を学ぶコースがあったのですが、来年度より3学期間のコースのみになります。

新規に追加される言語は、学生・教員の需要があるイタリア語とアラビア語、サービスラーニングで関わりのあるインドネシア語です。来年度開講の世界の言語に関する説明会を2月10日(火)に行います。また、世界の言語ハンドブックも新しくなります。日英以外の言語に関心のある学生はぜひ参加してください。

 

―――フランス語コースでは授業以外にどのようなイベントを開催しているのですか?

毎週月~水曜日は13時から15時、金曜日は13時半から15時半まで、ILC-362でTAと会うことができます。今年度は日本人のTAが1人、フランス人のTAが1人ですが、来年度春学期にはフランス人のTAがもう1人加わります。気軽におしゃべりできるので、いろいろな相談や雑談にぜひ訪ねてみてください。

また、毎週火曜日の1時から3時までは同スペースにてフランス語でおしゃべりする会Déjeuner amicalを開催しています。誰でも、いつ来てもいつ帰ってもいいゆるい集まりです。お茶とおやつもありますよ。フランス語の練習の機会にしてください。

2月3日(火)には、今年の夏休みに実施する海外フランス語研修の説明会を開きます。留学先は南仏のトゥールーズという街で、おおらかな人が多く、初めてフランスに滞在するにはよい場所だと思います。最初は話せなかった学生も、帰る頃には会話が通じるようになります。

ほぼ100%の学生が満足し、フランスを離れる際には、「帰りたくない」、「フランスにもっといたい」という声も聞きます。研修は、生涯で忘れられない1ヶ月になります。ぜひ若いうちにこそ、ホームステイ体験にチャレンジしてほしいと思います。

 

―――最後に、来年度フランス語を受講したいと考えている学生に一言お願いします。

フランス語に興味のある学生は迷うよりもまず行動してみてください。合う、合わないは履修しているうちにわかります。また、フランス語に限らず世界の言語でIにあたる科目を受講すると自分の視野が広がり、将来の構想も大きくなります。選択して後悔はしないはずです。

 

―――ありがとうございました。

 

2008年度に6学科制からアーツ・サイエンス学科に改編されたが、いよいよ来年度からフランス語だけでなく世界の言語全体も時代と学生のニーズに即したカリキュラムへと生まれ変わる。

多数の受講生を有していた集中フランス語が廃止されてしまうのは残念ではあるが、今後は新たな言語を受講することで新しい世界を発見できる学生が増えることだろう。ICUで日英以外の言語を選択するのは大変かもしれないが、履修した成果は必ず糧になるはずだ。

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