全学年対象キャリア形成行事「『外資系企業』でのキャリアを考える」開催
|2月10日(火)13時50分より、本館116教室にて全学年対象キャリア形成行事「『外資系企業』でのキャリアを考える」が開催された。
1.基調講演(株式会社ディスコ 澤地慶太氏)
セミナーでは、まず株式会社ディスコの澤地慶太氏による基調講演がなされた。澤地氏は、まず外資系企業の例として、純外資(IBM、マイクロソフト)、日本企業との合弁(富士ゼロックス、日本マクドナルド)、日本支社および支店(銀行、P&G)を挙げた。また彼によれば、外資系企業は日本の会社が主たる交渉相手であるが、英語による打ち合わせも自社オフィスや地域間では珍しくないとのことだ。
澤地氏は、日本経団連の採用指針に外資系企業は拘束されないため、昨年通りのスケジュール感覚で、冬に選考があることを見越して行動すべきであると主張した。また、専用の採用コースが存在したり、就活仲間を形成する機会があったりするため、夏のインターンを活用すべきだと述べた。
2.外資系企業内定者報告会
その後、外資系企業内定者3名が自身の就職活動についてそれぞれ語った。まず、外資系銀行の内定を得た学生は、外資系企業との出会いはP-Weekでたまたま見かけたからだったと語った。彼女は、最初は別の業界志望で銀行のインターンにも参加していなかったが、企業に応募し自らの道を信じて内定を得たと述べた。彼女によれば、就職活動に取りかかるまでICU生は時間が掛かりがちであるとのことだ。
次に監査法人でコンサルティング職の内定を得た学生は、毎年冬に開催されているボストンキャリアフォーラムは、約200社の企業が参加しているため、日本からでも行く価値があると語った。最後に、自動車会社の内定を得た学生は、採用過程が日系企業とは異なるため、いわゆる就職活動の面接やSPIでは示せなかった力を発揮できたと述べた。
そして、就職相談グループの方から、昨年実施されたインターンシップガイダンスや6月卒業生を対象にした就職ガイダンスのスライドや動画が、ICU Portal上で閲覧できるという案内がなされた。今日のセミナーと併せてチェックするとよいだろう。
3.まとめ
16卒を対象にした外資系企業の就職活動はもう始まっている。3年生の場合、もう外資系企業を目指すには遅れをとっていると焦ってしまうかもしれない。しかし、その差を取り戻すために、自己をしっかり見つめ直し、確固とした志望動機を持つことができれば、今からでも可能性は残されている。また、夏の東京サマーキャリアフォーラムや今年の冬のボストンキャリアフォーラムに参加するという選択肢もあるだろう。
また2年生以下の場合、少しでも外資系企業に興味があるのであれば、今年の夏休みはインターンに参加してみてはいかがだろうか。インターンの経験を通じて、将来実際に働いている姿をより具体的にイメージできるようになるだろう。また、自身が本当に外資系企業を志望したいのかはっきりするはずだ。諸君の健闘を願う。