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【SEAプログラム体験記】University of Sussex編

ICUの留学プログラムのひとつ、夏期休暇を利用した海外英語研修プログラム(Study English Abroad Program)、略してシープロ。現在、多くの1、2年生がこのプログラムに参加し、世界各地の大学で語学研修にのぞんでいる。

今回は、イギリスのUniversity of Sussex(サセックス大学)でのプログラムに参加している記者からの報告を紹介したい。
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筆者は現在SEAプログラム(シープロ)でサセックス大学に滞在している。サセックス大学で行われている”Summer at Sussex”という、本来は10週間の英語学習プログラムを、ICU生は6週間のみ受講する。また、シープロ中の6週間は学内の寮(1人部屋)で自炊をして過ごす。

期末テストも終わり、やっと春学期を乗り越えたと思ったら、息をつく間もなくイギリスへのフライトが待っていた。筆者の海外経験は2週間ほどドイツに滞在したことだけで、長期滞在の経験は一切ない上、英語圏の国を旅行したこともない。そんな自分が6週間も1人で海外に滞在するなんて想像もできなかった。以下の感想は、シープロの3週間目を終えようとしている中で書いたものである。
サセックス大学は、イギリス南東部のブライトンという海辺のリゾート地にほど近い場所にある。Falmerという駅まで徒歩15分ほどであり、またバス停も学内の各地にあるので、ブライトンへのアクセスは抜群だ。さらに、ブライトンからロンドンのヴィクトリア駅までの所要時間はおよそ1時間10分ほどなので、週末にロンドンを訪れることもできる。

寮生活は、5LDK一戸建ての家の1部屋を割り当てられ、キッチン、トイレ、シャワールーム、洗濯機などは他の留学生たちと共同で使う。中国からの留学生が多く、寮周辺では中国語が頻繁に聞こえるし、中華料理もよく作られている。彼らに話しかけるのは一見ハードルが高く思えるが、彼らと仲良くなって晩ごはんをお互いに作ってあげたり作ってもらったりしている人たちもいる。多くのICU生たちは、様々な国籍の友人と仲良くなって、母国の料理を振る舞うタイ・パーティ、ターキッシュ・パーティ、チャイニーズ・パーティなどを開いている。筆者は5人のICU生と共に、中国からの留学生たちにお好み焼きを作った。寮にいる他国の留学生は、9月から修士課程で学び始めるために、英語力を伸ばすことを目的としたプレ・セッショナルコースの学生たちが多い。また、彼らは既に母国で学士号を習得している22歳以降の人たちが多く、われわれICU生は比較的かなり若い。「あなたのメジャーは何なの?」という会話と、ELAとICUのメジャー制度についての説明を英語で何度もすることとなった。
授業は、簡単な文法のテストとスピーキングのテストによって3つのクラスに分けられる。筆者は運よく一番上のクラスに入ることができたのだが、それでも授業はELAより格段に簡単である。クラスは現在6人だけで、うち3人はICU生、あと3人はスペイン人、イタリア人、韓国人である。他のクラスは1クラス10人ほどだが、ほぼICU生で占められており、国籍の多様性はない。

授業の時間割は、月から金までの午前は文法や語彙の授業を、月、火、木の午後にイギリスの文化を学ぶ授業を受ける。文法はかなり簡単だし、文化の授業もレベルが高いものではない。しかし、スピーキングとリスニングの力は伸びると思われる。どの授業でも話すこと、参加することが求められるし、その中でスピーキングの速度と正確さは上がっていくのではないだろうか。

先生が発音や文法のミスもその都度修正してくれるのも、素早く正確な英語を話す力を伸ばすために一役買っている。ELAはアカデミックな内容に重点を置いているが、このサセックスのプログラムはもっと一般的な英会話に重点を置いているような印象を受ける。だからこそ簡単なように感じてしまうのであろう。しかし、このような一般的な会話で私たちは綺麗な英語を話せているだろうか? 答えは否である。筆者がELAでディスカッションをしているとき、大体は文法も崩壊しているし、適当に愛想笑いとボディーランゲージでその場をやり過ごしているだけの人も多いように感じる。微笑んでいるだけでは、コミュニケーションはとれても英語は上達しない。
筆者が所属しているクラスでは、授業が始まって2週目の水曜日から、午前の授業で、上述のプレ・セッショナルコースの学生たちが受ける講義を聞き始めた。講義の後は感想や内容についてディスカッションを行う。来週のトピックは「George and his giraffe」、ブライトンのランドマークであるロイヤルパヴィリオンを建設したジョージ4世と彼がエジプトから贈られたキリンについての講義らしく、今から聞きに行くのが楽しみである。

 

講義が行われたJubilee hall
講義が行われたJubilee hall

また、毎週木曜日の午前の休み時間(10:30-11:00)に、Coffee Morningという他国からの留学生とコーヒーや紅茶を飲みながら話す機会や、水曜と金曜の午後にカラオケやボーリングなどのアクティビティーも用意されている。さらに週末にはブライトンのツアーや、ロンドンへのツアーなどもある。しかし、どれも自由参加だが、参加した人たちの評価はおおむね高いので、気が向けば参加してみるといい。きっと後悔はしないだろう。
残されたシープロの期間はもう3週間を切った。サセックス大学もブライトンも過ごしやすく、離れがたい気持ちでいる。限られた時間ではあるが、英語の学習と、イギリスで過ごす夏を満喫したいと思う。

 

ブライトンのビーチ。
ブライトンのビーチ。