ICU祭の開催署名を取り消してみた

4月9日、「ICU祭署名活動に伴う混乱に関するお詫びと訂正」という一連のICU祭開催の署名騒動に関する説明がICU祭実行委員長名義でICU Portal(学生ポータルサイト)を通してなされた。その説明によると、4月14日までであれば、メールでICU祭実行委員会に名前と希望日時を連絡した上で旧D館209学生会室まで出向き、ICU祭実行委員会の事務局長、または委員会代表である委員長の立ち合いの下、学生証にて本人確認をした上で署名の取り消しを受け付けるとのことだった。

そこで、今回のICU祭の正式名称変更に対して違和感を覚えた筆者は、実際に署名取り消しを依頼することにした。

ICU Portal(学生ポータルサイト)で送られてきた

「ICU祭署名活動に伴う混乱に関するお詫びと訂正」

 

ICU祭開催の署名には学生証すら必要ないにもかかわらず、先述のように、署名の取り消しに関しては「メールでアポイントメントを取った上で、旧D館209学生会室にまで出向き、ICU祭実行委員会の事務局長、または委員会代表である委員長の立ち合いの下、学生証にて本人確認」という煩雑な手順を踏んだ上でなければ、受け付けてもらえないというのである。

その最初のプロセスが億劫になった筆者は駄目で元々、アポイントメントを取らずに旧D館209学生会室を訪れた。アポイントメントを取らなかったので断られることも覚悟して旧D館209学生会室に出向いた筆者だったが、ICU祭実行委員は案外優しく迎え入れてくれた。

アポイントメントを取らなかったことに関しては、ICU祭実行委員長から指摘をいただいたが、それを除けば上記の署名取り消しのプロセスどおり、筆者の署名取り消しを受け付けてもらうことができた。

学生証と取り消された署名

ちなみに、筆者がICU祭実行委員に聞いたところによると、今回ICU祭開催の署名の取り消しを実際に行ったのは筆者が1人目とのことだ。SNSで大きく騒がれているにもかかわらず、筆者が署名の取り消しを行った時点で、実際に署名の取り消しを行った者が筆者だけということに大変驚いた。舌先三寸で、行動しない者は同意している者と捉えられかねない。彼らはサイレントマジョリティでいいのだろうか。それとも、筆者がただノイジーマイノリティなだけなのだろうか。