本館の未来が決まる? 第3回キャンパス・グランド・デザインに関するオープン・フォーラム開催!


来る10月6日(金)の12時45分から13時45分まで、ダイアログハウス2階の国際会議室にて第3回目となる「キャンパス・グランド・デザイン(CGD)に関するオープン・フォーラム」が開催される。

そもそもキャンパス・グランド・デザインとは、「キャンパスの施設の経年による老朽化」に対する対応策として理事会によって策定された「大学の新施設の建設および一部施設の建て替え等の基本計画」を指し、イメージ画像に現本館や旧D館が掲載されていなかったことから、公開当初は学生の中でも物議を醸した。

キャンパス・グランド・デザイン(CGD)に関するオープン・フォーラムは、そんなキャンパス・グランド・デザインに対する学生、教職員、同窓生らの疑問や意見を理事会へ伝える場として、2016年度から2回に渡って開催されてきた。

今回の第3回オープンフォーラムは、第2回オープンフォーラム後に実施された本館耐震性能調査の報告書を踏まえて実施され、理事会側を代表して学長が登壇し、学生と教職員の質疑に回答する予定である。とくに前述の本館耐震性能調査の中では「現況のICU本館躯体状況は、柱、梁、壁等の耐震性能上重要な部材において経年に起因するようなひび割れ、損傷は認められず、早急に中性化対策の実施を要する状況にはないものと考えられる」と報告されており、老朽化による耐震性への懸念を本館の改築または建て直しの根拠としていた前回までの理事会側の回答と食い違っている。キャンパス、とくに本館の今後を議論する上で、今回のオープンフォーラムはターニングポイントとなる可能性があり、理事会側の調査結果に対する見解を知ることができる点でも大きな意義があるだろう。

オープンフォーラムの開催に第1回から関わる高澤紀恵教授は、弊紙の取材に対して「理事会側とそれ以外との対立構造を生み出すことが本望ではない。大学の主役が誰であるかということを考えて、現役の学生の皆さんが、次の世代へこのキャンパスをどう引き継いでいくかを一緒に考える場にしてもらえれば幸いだ」と語った。

オープンフォーラムの詳細についてはICU Portal上のお知らせを参考にしてもらいたい。また、現在特設サイト「話そう!キャンパス・グランド・デザイン」上にて事前質問・意見が募集されている。本館、そしてキャンパスの今後に携わることができる貴重な機会であるオープンフォーラムに、「一人のICU生」として参加してみてはいかがだろうか。

 

・大学公式HP「キャンパス・グランド・デザイン」
http://www.icu.ac.jp/about/activities/cgd/index.html

・ICU Portal「[第三回]キャンパス・グランド・デザイン(CGD)に関するオープン・フォーラムの開催について」
https://portal.icu.ac.jp/sso/board_77_eventdetail_2684361970_ja

・本館コンクリート診断結果(「本館耐震性能調査報告書」)
https://drive.google.com/file/d/0B3nkP6V273E_RDNQQjk5WEl6cG5mdWp5bW1ZYmNFakZwSWk0/view

・本館コンクリート診断結果
https://drive.google.com/a/icu.ac.jp/file/d/0B-xxmdpL-XDGanpoLVg1b2w2cW8/view?usp=sharing

・「話そう!キャンパス・グランド・デザイン」意見・質問フォーム
https://sites.google.com/a/icu.ac.jp/dialoguecgd/form

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