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ICUではなぜ祝日に授業があるのか?

ICUでは祝日に授業が開講されることが多い。2018年度の秋学期にはなんと4日も、祝日が授業開講日となった。今回はなぜICUでは祝日に授業があることが多いのか、またそれに関して法則があるのかを調べるべく、ICUの行政事務グループの森川園子さんと岡山明弘さんにお話をうかがった。(インタビューは再構成済み)

 

--まず、学年暦が決定されるまでにはどのようなプロセスがあるのでしょうか?

森川さん:学年歴の決定には様々な部署が関わっており、行政事務グループはそれをとりまとめています。例えば、オリエンテーションの日程であれば学生サービス部、授業日数などについては教務グループが決定しています。学務副学長の統括のもと、各部署が案を作り最終的には教授会で承認されると成立します。

 

--なぜ祝日に授業を開講しなければならないのでしょうか?

森川さん:まず、大学設置基準というものがあります。これは、文科省が大学を作る際に定めている様々な省令や基準のことです。その中に授業や単位数に関する決まりがあるのですが、それに基づいて各大学で1単位当たりに必要な授業の日数や回数を決めています。授業時間が足りない時には祝日に開講しなければ、授業の単位を付与できなくなってしまいます。そのため、必然的に祝日を授業日として帳尻を合わせることになります。

 

--祝日に授業があることに批判的な教授も中にはいますが、教授も決定に関わっているのですね。

森川さん:最終承認をする際に、教授会で採決して決定しています。事務のほうで調整してから案を提示しているので、通常そこでひっくり返ることはありません。授業が開講される祝日は、私たち職員も出勤しています。もちろん労働者として祝日は休みたいという気持ちは同じですが(笑)、授業時間確保の観点から必要なことと考えています。

 

--祝日に授業がない大学もありますが、ICUは独自の事情を抱えているのでしょうか?

岡山さん:他の大学では前後期の2学期制が主流ですが、ICUでは3学期制を採用しています。例えば春学期だと、SEAプログラムなどの留学に行く学生の出発日が6月下旬に決まっていますよね。そのため、それに間に合うように学期の終わりを調整する必要があります。他の大学では、補講期間を長めにとって授業日数を確保していたりしますが、ICUでは3学期制特有のスケジュールのためその余裕がありません。特に月曜日には祝日が多いので、曜日に合わせて授業日数を確保しようとすると、どうしても月曜日の祝日に開講せざるをえないという事情があります。

森川さん:3学期制はICUの大変さと共に良さでもあります。3学期制であることで、短期集中でいろいろな授業を取ることができます。今のところ、ICUは3学期制を維持しながら授業の回数を確保しようとしています。特に最近、国の方針として大学が提供する教育の質の保証を求められるようになってきています。

 

--ありがとうございました。

 

取材を通して、ICUが祝日に授業をしていることの背景には様々な事情が関わっているということを実感した。特に、授業時間を厳密に確保するために祝日に開講することになっているという話が印象的であった。