今からでも入れる「日本・イスラエル・パレスチナ学生会議」

 学生主催イベント「Rethink ICU」開催に際して、Weekly GIANTS Co.は紙版「Rethink ICU特別号」を刊行した。ここでは、特別号に寄せていただいたサークル・部活紹介文を再掲載する。タイトルにあるように、今回掲載するのは新入生のみならず、コロナ禍で機会を逃したID25以上の在学生が「今からでも入れる」団体だ。多くのICU生にとって、新たな繋がりのきっかけとなることを願う。

日本・イスラエル・パレスチナ学生会議(Japan-Israel-Palestine Student Conference)

 私たち日本・イスラエル・パレスチナ学生会議(以下、JIPSC)は、「日本・イスラエル・パレスチナの学生間の交流と対話の機会を創出すること」を目的として、2003年にICU生を中心に設立されたインカレ学生団体です。1948年5月のイスラエル建国と、新国家樹立によって多くのパレスチナ難民が発生したナクバ(大災厄)から70余年。双方の当事者の多くは、互いを理解し合うことが難しい中で憎しみの連鎖を増幅させ続けてきているままに、現在に至ります。

 そのような現状を踏まえJIPSCでは、

①『対話』の機会の創出・相互理解の促進

②日本におけるイスラエル・パレスチナ問題への関心喚起

を理念に掲げ、イスラエルとパレスチナからの学生を第三国である日本に招聘し、約2週間の共同生活を送る合同学生会議を毎年8月に開催しています。

 新型コロナウイルスの影響により、2019年の会議以降、対面での開催を延期せざるをえない状況にありましたが、入国制限が緩和されてきたことを受け、今年度は8月16日から8月30日に福岡市・東京都で対面での会議開催を予定しております。会議内では、交流を深めるための様々なアクティビティや観光に加え、イスラエル/パレスチナ問題に関するディスカッション、長崎での平和学習などを予定しております。イスラエル/パレスチナ問題は、心理的にも距離的にも遠く離れた地域の問題と考えられがちです。しかし、当事者でない私たちも、当事者たちと寝食を共にし議論をすることで、今までの日常生活を送る中では得られなかった視座を発見したり、振り返って日本の社会・政治問題に関する思索を深めることもあるかと思います。

 弊団体では共に8月会議の運営に関わっていく団体員(「オーガナイザー」と呼んでいます。)に加え、8月会議単体に参加する「一般参加者」の双方を募集しております。会議詳細や募集要項等については、弊団体SNSにも掲載いたしますが、4月23日17時より説明会を実施しますので、そちらにも是非ご参加ください。中東の歴史や政治に興味のある方、平和構築に興味のある方、日本以外の学生との交流を望む方など、学年に関わらずどなたでも通年歓迎しています。意欲ある皆さんと共に、合同学生会議を創り上げていけることを大変楽しみにしています。

SNS等:

e-mail: jipsc.since2003@gmail.com

facebook: https://www.facebook.com/JIPSC/ 

twitter: @JIPSC_since2003

instagram: @jipsc

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