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【連載】就活リアルタイム ~リーダーと上司は使いよう?グループディスカッション編~

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皆さまこんにちは。最近は一気に夏らしい気候になってきましたが体調はいかがだろうか。今回は、「落とされる」、「人事が何を評価しているのか全くわからない」、「運ゲーだ!」という、就活生を最も悩ますと言っても過言ではないグループディスカッションについて取り上げる。

かくいう筆者も、グループディスカッションは大の苦手で落ちた企業は数知れない。そこで、ICUにおけるリーダーシップ教育の第一人者である体育科の高橋伸先生に、就活で重視されるリーダーシップについてお話を伺った。

 

――企業の選考のうち、グループディスカッションでは「1人ひとりがリーダーとなって」グループを引っ張っていくことが求められます。1つのグループ内で全員がリーダーとなることは可能なのでしょうか?

まず、リーダーといってもパーティーの幹事から、企業の部長課長クラスまで様々なレベルがあります。

企業側も最初から管理職クラスのリーダーシップを求めているわけではないと思います。就活生に求めているリーダーシップは、恐らく自分の所属するプロジェクトの中でどのように全体をコーディネートしていくか、というレベルなのではないでしょうか。

全員がリーダーとして何か大きなことをしなさいというわけではなく、基本的には自分の仕事や人への配慮ができるか、人と上手くやっていけるか、そのためにどう準備をするのかといったことを見られているのだと思います。

▲ICUのリーダーシップ教育の第一人者である体育科の高橋伸先生。ICU野尻キャンプの顧問も務める。
▲ICUにおけるリーダーシップ教育の第一人者である体育科の高橋伸先生。 ICU野尻キャンプの顧問も務める。

 

――全員がリーダーシップを執ろうとした結果、意見がまとまらずに失敗するグループディスカッションもあるようです。

とにかく自分の意見を主張したり、人に意見を言わせようとしたりする行動が失敗の元になります。「リーダーシップを執る」というのは、与えられた目的やテーマに即してどう意見を引き出し、また、意見を言いやすい場を作っていくかという行為です。

よくあるディスカッションの失敗例として、最初に「僕はこう思います」と言い切ってしまい、その後の意見が続かなくなる、というものがあります。初めに自分の意見をぶつけるのではなく、「皆さんはどう思いますか?」などと皆が考えやすいように取り仕切り、全体の流れを作ることが大切です。

リーダーシップは自分の世界に入ってしまったら成り立ちません。目的に対して自分がどう動くか、今何をするべきなのかを考えながら、周りの状況を把握しその場に沿った行動をすることが求められているのではないでしょうか。

 

――ディスカッションの機会が多いICUの授業では、リーダーシップも育まれやすいのでしょうか?

私は体育の授業をメインにやっているので、他の授業については何とも言えないのですが、ICUは「物事の本質を見る目」を養う大学なので、状況によってどんな角度から物を見たらいいのかが分かるという点では有利かもしれません。

 

――ICU生は「群れられない」や「変人」と言われることが多いようですが。

群れられないというより、ICUは他大学に比べて他人へ対する配慮や気配りの出来る人が少ないとは感じます。ICUには上下関係がほとんどないとはいえ、日本社会はそれでも気配り社会なので相手の年齢や役職にはもうちょっと気を遣ってもよいのではないかと思います。

相手を「人として」見るICU生の特徴は良いのですが、人と社会に奉仕するということを考えた場合、もう少し一般社会との関わりを密にしていったほうが良いのではないでしょうか。また、これは最近の大学生全般に言えるのかもしれませんが、メールの書き方や電話の取り方といった社会人のルールやマナーも身につけていってほしいと思います。

 

――ICU生ならではのリーダーシップのとり方は?

ICU生は目的意識がはっきりしていますし、目的に向かって個人や仲間と共に進むのが上手な人は多いと感じています。それに、自分たちとは違う人たちを巻き込んでいくことができれば、さらにリーダーとしての力が磨かれるのではないでしょうか。

▲「今だからこそ、自分のことを精一杯学んで欲しいですね」
▲「学生である今だからこそ、自分のことを精一杯学んで欲しいですね!」

 

――リーダーとしての力を磨くために、1~3年生が今やっておくべきことは何でしょうか?

やはり、人ともっと関わることだと思います。勉強や部活、趣味など何でもいいのですが、とりあえず自分の興味のある色々なものに精いっぱい挑戦してみることです。特にICUの場合はサービスラーニングなど社会へ奉仕する活動も盛んなので、そこから社会と自分との関わり方をもっと学んでいってほしいと思います。

あと、「人間の勉強」です。小説をたくさん読むとか映画をいっぱい観るとか、ただ人とダべるだけでもいいので、人と関わり、相手のことをもっと知ろうとしてください。様々な活動を通してしか、他人や自分についてを知ることはできません。これから世界に出ていこうとしているICU生だからこそ、人との関係を大切にしてほしいと思います。

 

――「リーダーになれ!」「リーダーシップを執れ!!」と叫ばれているこの社会で、これから求められていくのはどういった人なのでしょうか?

リーダーばっかりだったら世界は回らないじゃないですか。もちろん素質のあるなしに関わらず、リーダーシップを執っていくテクニックは誰にでも必要だと思います。でも、全員がリーダーにはなれませんよね。自分がリーダーになろうとムキになる必要性はないと思います。

また、フォロワーシップという言葉があります。これは、皆の前に立つリーダーが動きやすいように、他のメンバーの意識をリーダーに向けたり、フォローを入れたりする能力です。前に立たない分リーダー以上に周りの状況を把握できますし、他のメンバーの賛同も得やすいので、フォロワーシップを上手く発揮すればリーダーをコントロールできるんですよ。私はどちらかというとこのタイプですね。相手の意見を聞きつつ、いかに上司やリーダーを納得させながら自分の望む方向へグループ全体を進ませるかということを考えています。

これからは周りの状況を見つつ、人の話をよく聞き、「なぜこの人はこのような話をしているのだろう?」と考えられる人が必要とされてくるのではないでしょうか。

――ありがとうございました。

 

今回はいつもの「あるある」とは違った紹介になったが、いかがだろうか。グループディスカッションになるといつも、「どうにかしなきゃ」と肩ひじを張って空回りしてしまうあなたや、自分の意見がなかなか言えず黙りこくってしまうあなたの緊張を解きほぐすきっかけになったのなら幸いだ。

グループディスカッションに必要なことは、「落ち着いて周りの状況を把握し、全体の流れを整える」という案外素朴な行動なのかもしれない。無理にリーダーとなる必要はないのである。

さて、次回は引っかかる人だけドツボにはまる「筆記試験」あるあるをご紹介する。こうご期待!

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