ICU俳句会誕生! 気になるその活動内容とは? 

▲ICU俳句会の皆さん
▲ICU俳句会の皆さん

あまり馴染みがなく、一見難しそうに見える俳句。自分で俳句を詠んでみようなどと思ったことのあるICU生は少ないだろう。それは、少ない語数の中に複雑で多層的な意味を込める、という俳句の奥深さに尻込みしてしまうせいかもしれない。そんな中、今年度新たにICUに設立されたICU俳句会の部長である渡邉まりさんに、設立の経緯や俳句の魅力についてお話を伺った。

(※インタビューは再構成済み)

――俳句会の活動内容について教えてください。

月に2回の句会、吟行お散歩したあと句会をするもの、長期休みに合宿、を予定していました。しかし、ICU祭があったこともあり、なかなか会員の予定があわず、まだ一度しか句会ができていません。ですが、今後は、外部から先生も呼んで、せめて月に一度は句会をしたいと思っています。みんなの予定とやりたい企画のバランスをどうやってとっていくか、いま考えているところです。

▲活動の様子
▲活動の様子

――俳句会のメンバーはどれくらいですか?

前回の句会に来てくれたのは6,7人くらいですが、一応所属してくれているのは10人前後です。

 

――なぜ俳句会をICUに作ろうと思ったのですか?

私は高校時代俳句部に所属していて、「俳句甲子園全国大会」にも何度か出場していたのですが、そのときの仲間たちは早稲田や東大などの俳句会に所属して俳句に携わっています。しかし、彼らに話を聞くと、どの学生句会もだいたいメンバーが同じでつまらないという意見がありました。そこで、俳句がそんなに身近でなさそうなICUで俳句会を一から作ることで、学生句会の界隈に新しい風を吹き込ませることが出来たら面白いのではないか、と思ったのが俳句会設立の理由です。

しかし、人が来なかったらどうしよう、という不安もあり、設立前には躊躇をしてしまいました。そのときに、ある同級生が「俳句部だったんでしょ? サークル作ったら俺入るよ」と言ってくれ、さらには俳句会を作る前から所属していた部活でその話をしたところ、入ると言ってくれた人が3人もいて、設立への励みとなりました。俳句会設立について話をしたときに、やりたい、と言ってくれた友人がいたというのは俳句会設立の構想から実現に向けて動き出した時の大きな動機です。

 

――俳句会で楽しいことを教えてください。

一番は、いままで自分になかったような視点が、句会をすることで広がることです。「こんな表現もあるんだ」 と、他の人の表現を学びとることができることとか、同じ句に対してもいろんな解釈の仕方があることとか、奥が深いです。

また、いままで俳句をやっていなかった人が句会に参加して俳句に触れ、「俳句っておもしろい!」と言ってくれるのは何より嬉しいです。

 

――学生の皆さんにメッセージをどうぞ。

俳句と聞くと、難しそうという堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、基本的なルールさえ守れば難しくありません。季語を通して季節をより身近に感じることができたり、表現や言い回し、解釈に注目することで感性を深めることもできます。自分の作品や人の作品に対しての意見交換をする句会は、本当に楽しいです。

少しでも興味があれば、https.//twitter.com/ICUHaikuまたはc191536t@icu.ac.jpまで気軽に連絡ください。お待ちしています。

 

――ありがとうございました。