十数年ぶりの復活「泰山荘のゆふべ」26日、27日に開催

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今月5月26日、27日の2日間に十数年ぶりとなる「泰山荘のゆふべ」が開催される。ICUの敷地内にはあるものの、なかなか足を運ぶ機会が無い泰山荘の魅力を再確認できるこの企画。具体的にどのようなものなのか、泰山荘を保存する活動をしているサークル、泰山荘プロジェクト代表の田中菜摘子さんに話を伺った。

(※インタビューは再構成済み)

――今回、「泰山荘のゆふべ」を十数年ぶりに開催することになった経緯を教えて下さい。

まず、泰山荘について知っている学生が少ないのが第一の理由ですね。学生達に聞いてみると、泰山荘に足を運ぶきっかけがなかなかないという声が多いのが現状です。このような現状を踏まえて、学生が気軽に足を運ぶきっかけを作ろうと思い、湯浅八郎記念館の方と話し合いました。そのときに、十数年前まで行われていた「泰山荘のゆふべ」という企画を記念館の方に教えていただき、もう一度それを開催しようと決めました。
――今回の企画では、具体的にどのようなイベントを行うのですか?

今回行う催しは大きく分けて3つあります。1つ目は、1日目に行う高風居(こうふうきょ)ツアーです。高風居というのは、さまざまな歴史ある人物が関わった、泰山荘のなかでも特別な建物です。崖のそばにあるので、普段は立ち入り禁止になっています。しかし、今回の企画では特別に立ち入ることができるようにしました。事前の予約も可能です。予約をするときは、泰山荘プロジェクトのメールアドレスに連絡するか、メンバーにその旨を伝えてくれるだけで大丈夫です。

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そして2つ目は、書院での展示です。これは2日間にわたり行われます。この展示では、書道部、華道部、考古学研究会の協力を得て、それぞれの部の作品とICU内で発掘された土器のレプリカなどを展示する予定です。3つ目は、2日目に中庭で行われるパフォーマンスです。パフォーマンスはICUに所属しているサークルの方々が行います。協力してくれるサークルは、Rince、少林寺拳法部、落語研究会、ICU Glee Club、日本舞踊研究会、長唄研究会の6つです。パフォーマンスは18時より2時間にわたって行われる予定です。
――今回の企画に参加する学生に向けてコメントをお願いします。

せっかくの機会なので、多くの学生に足を運んでもらいたいですね。10年前に参加したことがある元学生に話をうかがったとき、「日本の情緒溢れる幻想的な場所でとても良かったです」と言ってくれました。
「泰山荘のゆふべ」に参加していただければ、いつもとは違ったICUの一面が見られます。また、当日手伝ってくれるスタッフも募集しています。ぜひ来てください。
――ありがとうございました。

 

イベント詳細

開催日時5月26日、27日 18時から20時(雨天の場合は6月2日、3日に延期)
入場料300円(2日間有効・事前に関係者から購入/当日泰山荘にて販売)
facebookhttps://www.facebook.com/events/934414433338431/
Eメールアドレスtaizanso.yube.2016@gmail.com