2017年に着工予定! 体育館及びプール建て替えに迫る
|弊誌によるキャンパス・グランド・デザインについての取材(http://weeklygiants.co/?p=6470)の際、新たな学生寮(樅寮・楓寮)の建設ののち、新体育館や新プールなど、新たな体育施設の整備に着手することがふれられた。
なぜ、体育施設の建て替えが必要なのだろうか? また、建て替えのあいだ、体育実技(PE)の授業や運動系サークルの活動はどうなってしまうのだろうか? 法人事務局長の佐藤雅昭さんと学生サービス部長の岸本誠さんに取材を行い、今後の予定をうかがった。(※インタビュー内容は再構成済み)
――なぜ、体育館の建て替えが必要なのですか?
岸本さん:一つ目の理由として、今の体育施設がかなり古いということがあります。
佐藤さん:現在の体育館は1972年に建てられ、プールも同じ年に建てられました。ですから、建設から40年以上も経っています。
岸本さん:その当時は今と比べると学生数は少なく、1000人ぐらいでした。体育館はその当時に計画された建物なので、今の学生数でその規模の体育館を使うには手狭です。また正確に言うと、建て替えというより、今ある施設の大部分をそのまま使って建て増すというイメージです。
――体育館とプールの工事の時期を教えてください。
佐藤さん:2017年の9月に着工して、学生の皆さんが施設を使用できるようになるのは2018年の冬学期頃になると予定しています。あくまで予定なので、前後するかもしれません。
――その工事に伴う費用を教えてください。
佐藤さん:これから建設業者の選定を行ないます。工事見込金額を事前にお話してしまうと、入札の際、競争原理が機能しなくなったり、公正を期すことが難しくなったりします。そういった理由で、公表は控えさせていただきます。
――工事資金の財源を教えてください。
佐藤さん:ほかの私立大学で施設の建て替えを行う場合も同様なのですが、基本的には金融機関等から借り入れを行って、建て替えに必要な資金の多くを充当します。また、残りの足りない部分については、寄付を募ったり、大学が蓄えている自己資金から出したりして充当します。
――工事中に体育館を使う、体育実技科目(PE)や、運動系サークルによる課外活動に対する対応を教えてください。
岸本さん:故障により現在使用することができない状態になっているプールと改修予定のテニスコート以外の施設については、基本的に引き続き使用することができます。なので、PEやほとんどの課外活動に大きな影響はありません。ただし、テニスサークルなどは、一時期テニスコートでの活動を制限されます。それについては当該団体と話を進めています。また、プールの工事が終了するまで、PEではプールを使った授業は行いません。それに代わる別のメニューを用意する予定です。
――工事によって、体育施設がどのように変わるのか教えてください。
佐藤さん:バスケットボールのコートが2面取れるほどの規模のアリーナが新たにできます。新しいプールに関しては、今のプールと大体同じ大きさのものになります。それ以外にも、授業などで使用するセミナールームが2部屋、現在のP-Gymぐらいの大きさのジムが1つできる予定です。
――ありがとうございました。