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冬学期に初開講 卒業生による特別科目~ICUを卒業し、私たちはこうして生きてきた~

この記事はNPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表 清水康之さん(1996年ICU卒)からの寄稿です。


みなさんは、ICUを卒業した後、どのような人生を期待していますか。10年後、20年後のご自身を、おぼろげながらでも想像することはありますか。

私は1996年にICUを卒業し、97年にディレクターとしてNHKに就職しました。『クローズアップ現代』などを担当して7年間勤めたあと、番組の取材を通して出会った自殺の問題に取り組もうと04年の春にNHKを退職。同年秋にNPO法人自殺対策支援センターライフリンクを設立して、06年の自殺対策基本法の制定や本年3月の自殺対策基本法の大改正などにも深く関わってきました。率直に言って、ICUを卒業して20年後に、いまのような自分になるとは、在学中には想像もしていませんでした。

この授業のコーディネーター役を務める清水康之さん(1996年ICU卒)

この冬学期に、ICU卒業生有志7名が西尾隆先生と協力して、特別科目「ICUを卒業し、私たちはこうして生きてきた ~世界で活躍する卒業生7人の人生物語~(SLR381:サービス・ラーニング特別研究Ⅰ)」を開講します。その名の通り、様々な世界の現場で活躍するICUの卒業生が毎回スピーカーとして登壇し、「大学を卒業してから現在に至るまでの人生の軌跡」を本音で語ります。在校生だった頃の自分自身に語りかけるつもりで、学生時代の経験で卒業後に役に立ったことや、学生時代にしておけば良かったと思うことなどを、在校生のみなさんにお伝えできたらと考えているのです。

登壇する卒業生は、出版社に就職して様々な雑誌の編集に携わった後、日本のトップファッション誌の編集長に就任した岡野まかみさん。日本の大手金融機関に就職後、外資系金融機関に転職して世界の金融市場と向き合い続けるバンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ東京支店副会長の木越純さん。大学院に進学した後、紆余曲折を経て売れっ子の占星術研究家になった鏡リュウジさん。他にも、フリーアナウンサーの渡辺真理さん(元TBS)、フォアサイト・アンド・カンパニー代表取締役の齋藤顕一さん(元マッキンゼー・アンド・カンパニー)、JAXA宇宙科学研究所助教の矢野創さんが、登壇する予定です。(私が全体のコーディネート役を務めます。)

今回の特別科目は、「ICU在学中に、こんな授業があったら良かったのに」との私たち卒業生の思いを具現化したものです。本年5月、卒業生たちが集まったある会合で「ICUは良くも悪くも実社会から隔離されている。学生時代に実社会の空気にもっと触れていたら、自分の将来や就きたい仕事についてもっと真剣に考えたのでは。もっとモチベーションを持って学生生活を送れたのでは」といった話になり、「それはきっと現在の在校生たちにも言えることだろう。であれば、卒業生として在校生のために、“あったら良かった”を実現しようではないか」と、それで西尾隆先生にご協力をいただきながら、半年間かけて準備をしてきた次第です。

願いは叶う。みなさんにそのことを証明する意味でも、ぜひとも実現したかった特別科目の開講です。300番台のコースですが、学年を問わず誰でも履修できますので、みなさん自身の未来を想像(創造)する機会にするべく受講してみませんか。ICUの教室で、みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。