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【SEAプログラム体験記 2017】University of Victoria編

「ICUの数ある留学プログラムのなかに、夏期休暇を利用した海外英語研修(Study English Abroad)プログラム、略してSEAプログラムがある。多くの1、2年生がこのプログラムに参加し、さまざまな国の大学で語学研修に臨んでいる。Weekly GIANTS ONLINEでは、SEAプログラムに参加した記者による現地からのレポートを連載する。

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ビクトリアは、カナダの中でもとりわけ美しい街として有名である。ダウンタウンのレンガ造りの建物群はテーマパークで見ることができるような西洋風の街並みを想起させた。また、UVICは自然に囲まれており、散歩するだけでも十分に癒しの時間を手に入れることができた。そして歩いて行ける範囲にいくつものビーチがあり、人々は時間を見つけて砂浜で思い思いの時を過ごす。日本とは違い、太陽は朝早く昇り、夜遅く沈む。陽がまだ沈まぬ間に夕食をすませ、気ままな時間を過ごしているうちにやっと夜が訪れるといった具合だ。日差しが強いので日焼け止めとサングラスは欠かせないが、気温は夏の日中でも涼しいので、部屋の扇風機も持参のタオルも出番があまりなかったのが良かった。日本の夏と比べ、とても過ごしやすい印象を受けた。

▲UVIC構内の様子

 

6週間の内、私たちUVIC行きのグループは1週間のホームステイと5週間の寮生活を経験する。ホームステイが1週間のみであるのは、海外でのホームステイを体験してみたいけれどホストファミリーと長期間うまくやっていけるか自信のなかった私にはちょうどいいプランであった。実際、ホストファミリーはホームステイ慣れしていることが多く、ゲストが抱える問題とその対処の仕方を知っている。なので、あれこれ思案を重ねる前に、とりあえず身を任せることでうまくいくことがほとんどであった。1週間という短い期間だったが、現地の人々の暮らしぶりに直接触れることのできるいい機会になった。一方寮生活では、やはり英語に触れる機会は減ってしまったが、その分自由な行動ができた。治安が良く、寮へはいつでも帰れるので、夜中に散歩して、一人で物思いにふけることもできた。それでも心配だという女の子は友達と一緒に出掛けてみよう。

▲寮の様子

カナダでは、そのおおらかな気風からか見知らぬ人に話しかけられることがままある。例えば、バスを一緒に待っている人やイベントでたまたま隣に座っている人などがそうであった。そういったちょっとしたイベントも英語に触れる貴重な機会だった。うまく英語を喋る自信がなく、見知らぬ人に話しかけられるのが怖いという人もいるだろうが、その心配はいらない。なぜなら、現地の人たちは私たちがうまく喋れないことを知っているし、フォローを加えながら私たちが喋りたいことを聞いてくれる。私は他人に話しかけられれば答えるという風に行き当たりばったりだったが、もっと日常の会話を楽しんでみたいという人がいれば、偶然隣に座った人に声をかけてみるといい。きっと多くの人々は快く受け入れてくれるだろう。

大学での授業についてだが、私たちは午前中に2コマの授業を受けていた。内容はディスカッションを通じたスピーキングとリスニングの上達を目的としたもので、ICUで学ぶようなアカデミックな内容には触れなかった。なので、あまり難しくない授業を受けながら初めての海外体験をしたいという人にUVICはおすすめである。クラスは主にスピーキング能力を基準に分けられ、文法が苦手な人でもスピーキングが良ければ上のクラスに入れるということもあった。

▲他クラスと合同で誕生日会をすることも

午後はビクトリアの学生が企画してくれたアクティビティに参加することができる。山登り、ビーチ散策、博物館観覧や庭園めぐりなど、バラエティに富んだアクティビティが用意されていた。一部を除き強制参加ではないので、行きたければ行けばいいし、気分が乗らないなら部屋で休んでいればいい。私は、特に断る理由がなければ参加してみる「Why not?」の精神で様々なアクティビティに参加してみた。行って後悔することはほとんどなく、自分の英語能力のなさを思い知らされたことも今では貴重な一つの体験だ。6週間しかないこのSEAプログラムをもっと満喫したいなら、アクティビティには積極的に参加することをおすすめする。

▲街中では移動用馬車を見ることができる

SEAプログラムで出会った教師陣もまた魅力的であった。彼らは英語を教えるだけでなく、その豊富な人生経験から私たちが生きていく上で大切なことを、英語を通じて教えてくれる。まさに人生の教師といった感じで、なんともユニークであった。

プログラムを終え、私はSEAプログラムの主な目的は決して英語能力の上達ではないと感じた。むしろ、英語しか通じない人々がいるのだということを身をもって体験し、英語が実際に使われているところを目の当たりにすることこそがこのSEAプログラムの目的だと思っている。たかが6週間、されど6週間。短いように思えるSEAプログラムだが、この普段体験できないことから学んだことの大きさは、何事とも比較することはできない。