P-Weekはどうだった?! ICU生に率直な感想を聞いてみた

2017年11月27日(月)から12月2日(土)の期間、ICU PLACEMENT WEEK(以下P-Week)が行われた。参加したICU生も少なくないだろう。この記事では、「P-Weekに参加した一般的なICU生」の感想をお届けしたい。また、感想を寄せてくれたICU生は、二人ともID20(二年次に在学中)である。P-Weekに参加するかどうか迷った方に参考にしていただければ幸いだ。

(この記事は、The Weekly GIANTS 紙版1204号からの転載です。)

あいしーゆーせい(ID20)さんの感想

今回、私はP-Weekに参加したことにより、就職活動の雰囲気を体験することができた。秋休みの序盤は「就職活動にはまだ興味がない」と感じていたが、パンフレットを見て多くの魅力的な企業が来校することを知りワクワクしていたため、参加することにした。確かに部活動の先輩から就職についての話を伺うことはあるが、気軽に企業説明を聞ける機会は今まであまりなかった。そのため、2年生の私でも参加できたP-Weekは就職活動に興味を持つまたとないチャンスだった。
参加してまず気付いたのは、とても単純な「私ももうじき就職活動をするようになる」という事実だった。普段学校生活を送っていると、どうしても学業を優先してしまい、就職について考えることは稀だ。しかしP-Weekでは主体性を持ち説明を聞き、考えることが求められたため、自然に現在と就職する将来を結びつけることができた。そのため、大学での学びがどう今後活きてくるのかを見つめなおすきっかけになった。
次に、企業からの説明を受けて感じたのは、実際の労働環境を知ることの大切さだ。なぜなら、制度が存在していてもそれが現実に反映されているかは企業によりけりだからだ。その点、P-Weekはオープンな雰囲気だったため、踏み込んだ質問がしやすかった。例えば、ある企業の現役社員として来校したICU卒業生からは、有給制度があっても取得率が会社により異なることに留意するようアドバイスを受けた。このことを聞き、制度の裏にある実態に興味を持ったうえで、入社後の生活を意識するようになった。また、事業内容だけでは伝わらない社内の雰囲気についても伺うことができたため、より活き活きとした様子が掴めたと感じる。
最後に、このP-weekは「自分が今後どのような人生を送りたいか」を考えるきっかけになったと思う。卒業後にどの企業に就職するかで、自分がどのようなキャリアを歩むかはもちろんのこと、どこに住むかなどのプライベートな部分まで決まってしまうことに気がついた。この事実を踏まえると、就職活動では特定の条件にこだわるのではなく総合的に捉える必要がある。そのため、本当に自分にあった就職先を選べるように、色んな角度からの企業研究が重要だと改めて実感した。
P-Weekを通じ、私は働くということに対して親近感を持てるようになった。それだけでP-Weekの収穫はあったと言える。この機会に感謝し、これからも就職に関するイベントに参加してみようと思う。

プリンヘッド(ID20)さんの感想

2017年度ICU PLACEMENT WEEK(以下P-Week)が秋休みの6日間にわたり開催された。今年度よりP-Weekが全学年対象になったことから、現在20の筆者もそのうちの4日間学校に足を運び、合計で21の企業の説明を聞いてきた。ここでは、P-Weekに参加してみて得たことや感じたことを書いていきたい。
まず、P-Weekに参加するにあたり必須となっていた、心構えや最低限のマナーを学ぶ事前のセミナーが非常に有意義であったと感じた。実際に企業で面接官を勤めたことのある方の話を聞くことで、面接において見られている点や、不採用になる人の特徴を知ることができた。それらが大変参考になったとともに、そこで自分の興味に拘わらず様々な業界の話を聞くことを勧められたことで、当日の動きを柔軟にすることができた。
当日は、服装に関してスーツの着用は必須ではないとの記載があったが、実際は半数以上のICU生がスーツを着用していた。筆者も初日は私服で参加したが、次の日からはスーツで参加した。就活の一環という意味合いではスーツが無難な服装のように感じる。そしてセミナーは、前半後半合わせて50分×8セッションと、ボリュームたっぷりという印象である。筆者は最大で1日に7セッション参加したが、その日の終わりにはやはり疲れが溜まっていた。説明内容は、多くの企業で業界説明、企業説明、質疑応答という構成をとっていた。参加しているICU生は普段の授業以上に熱心に企業の担当者の話を聞き、メモをとっているように感じた。各セッションの最後の質疑応答では、多くのICU生が普段の授業のように自然に企業へ質問していたが、それは場所がなじみのある教室であることや、周りがICU生のみだったからこそではないだろうか。なかにはICUの卒業生でその企業に勤めている人や、今年度ICUを卒業してその企業に勤める人が話をする企業もあり、ICU生とその企業の相性について述べている場面もみられた。このように、合同説明会では聞けない内容や質問を聞くことができるのはP-Weekの利点といえよう。
筆者はP-Weekを通じて濃い時間を過ごすことができ、満足度も高かった。よく知らない企業のことを知ることができ、自分の視野を広げることへと繋がったとともに、将来について考え直すきっかけにもなったので、来年度3年生になる20はもちろん、まだ就職に関して関心が薄いかもしれない21も、空いた日があれば来年度以降1日でいいのでぜひ参加してみることをおすすめする。その際には、ぜひ自分の関心のある業界以外の業界へも足を運んでほしい。

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