ICU祭実行委員会 委員長 INTERVIEW!【後編】

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ICU祭実行委員会 委員長  INTERVIEW!【前編】

――ICU祭は、他大学の学生祭と比較して、なにか目玉的なものに欠けるとの印象を持たれがちですが……?

そうですね。それはよく言われることです。分かりやすい例で言えば、多くの大学ではミスコンとかを目玉として扱っていますけれど、ICU祭にはありませんね。

委員会としては、開祭式と閉祭式を目玉として力を入れており、予算も他の企画に比べて多めに割り当てられています。

一般的に大学祭は、大学に通っている人やその友達、つまり、高校生から大学生くらいの若者向けのイベントなのだと思います。ICU祭のいいところは、そうした若者だけでなく、小さな子どもからお年寄りまで本当にさまざまな年齢層の方がいらっしゃることです。

ステージ企画は、団体ごとのカラーが強く出ます。Smooth Steppersのステージには学生が集まり、和太鼓部のステージは広い年齢層の方に見ていただけます。

他大学のような大きなイベントはないのですけれども、いろいろな方々に楽しんでいただけることや、地域密着型のイベントを目指していることがICU祭のいいところだと思います。それぞれに魅力を感じていただける企画がきちんと存在する、ということにプライドを持っています。

 

――予算を得るためのスポンサーを募る際の選考基準などはありますか。

欲しいものから逆算して、僕たちのニーズにあったところに依頼を持ちかけるようにしています。ICU祭自体が若者向けのイベントではないので、ミスコンなどを目当てに協賛してくれる企業には、お願いし辛い面はあります。基本的に、あまり限定せずに色々な業界の企業にスポンサー依頼をかけています。

また、全国的にはそれほどではないとは言われていますがICUはある程度の知名度があるので、企業の方からスポンサーになりたいというご連絡をいただくことがあります。ICU実行委員会の部室にある内線に、協賛申し出の電話が掛かってくることもあります。

 

――片山さんが委員長になられた理由はなんですか。

1年生のころから委員会に所属していましたが、委員長は1年生からすると、憧れなんですね。1、2、3年のときの委員長たちにすごくお世話になり、何より楽しくて、そういう先輩になりたいな、と思いました。委員会を引っ張るのは俺しかいない! というような、そういう感じですね。

何より、お世話になった先輩に恩返しをしたいという思いがありました。直接何かをすることは難しいのですが、委員会を引っ張ることが恩返しになるのではないか、と思い立ち委員長に立候補しました。

 

――委員長イチオシの出し物や催し物を教えてください。

これは悩みますね。ICU祭にはいろいろな年齢層の方が集まる、ということに僕はプライドを感じています。たくさんの催しのなかから様々なニーズに答えられるパンフレットを作成しているので、そこからそれぞれ見つけてくれたらな、と思います。

僕個人としては昨年度、ステージ企画のオーガナイズや時間調整などの仕事をしていたので、ステージ企画に注目してほしいな、とは思います。あほ山ステージでは、芝生に座ってゆっくり見られ、様々な方が楽しめるような企画が多いのに対し、新D前のパフォーマンスゾーンだと、バンド系の参加者が多く全く雰囲気の違ったステージの企画が楽しめます。色々なところに脚を運んでいただけたらな、と思います。

 

――最後に、ICU祭に向けて皆さんに一言お願いします。

本当に、本当に楽しいICU祭にするので、少しでもいいのでぜひ参加していただきたいです。人ごみが嫌いだという方は、泰山荘に行っていただければゆっくりと過ごせます。ICUの広いキャンパスのさまざまな場所でいろいろな企画が行われているので、自分の目的にあったスポットに行っていただけたらと思います。

 

――ありがとうございました。

 

(写真提供:ICU祭実行委員会)

※この記事は2014年10月16日発行のThe Weekly GIANTS No.1138/39号からの転載です。

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