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2016年度DAY賞受賞者発表! 受賞後スピーチと現役ICU生へのメッセージまとめ

▲左から森枝氏(22期)、茅野氏(1期)、堀内氏(52期)、木越氏(同窓会長)
▲左から森枝さん(22期)、茅野さん(1期)、堀内さん(51 期)、木越さん(同窓会長)

326日に開催された「同窓会桜祭り」において、2016年度のDAY賞受賞者が発表された。

DAY賞とはDistinguished Alumni of the Year賞の略で、ICUに過去に在籍した人の中から、大学および同窓会の知名度・魅力度を高めることに貢献した人に与えられる。

今年度の受賞者は3人で、各々、ICUチャペルでおこなわれた授賞式において短いスピーチをした。また、授賞式後の懇親会において弊社記者の「今のICU生に伝えたいことはありますか?」という質問に答えてもらった。3人のスピーチと、質問への回答をこの場で紹介したい。

1人目の受賞者は1期生の茅野徹郎さん。アメリカホンダ社長、本社代表取締役専務を務めた後、日米協会専務理事として日米交流の促進に貢献したほか、ICU総務理事・財務理事として大学の財政基盤健全化に尽力したことなどが評価された。

スピーチにおいては、ICUの学生や卒業生には頭の回転が速い人、シャープな人は多いが、泥臭い人間、粘り強い人間はそこまで多くないように感じる。泥臭くひとつのことを続けてきたことが、今回の受賞の一因ではないかと思う。昔は『語学家』としてICU生が重宝されていた傾向もあったが、現代においては本当の意味での『国際人』が必要とされている。国際人とは無国籍の人間という意味ではない。ICUで自分のアイデンティティを保持しつつ異文化と交流し、それを認めるという経験をしてきたICU生は、今の時代にこそ必要とされているのではないだろうか」と述べた。

現役のICU生に対しては、「もっと本を読んでほしい。今はインターネットを通して簡単に情報を得ることができるが、その安直さに頼らず、図書館に行って本を読むという経験をしてほしいと思っています」と語った。

▲茅野さん(右)は、学生へ読書の大切さを語った
▲茅野さん(右)は、学生へ読書の大切さを語った

 

2人目の受賞者の森枝卓士さんは、1978年にICUを卒業後、フォトジャーナリストとして世界各地を取材。「食文化」という視点から写真・レポート・書籍を多数発表してきた。

授賞式においては「ICU時代の恩師たちが夢枕に立ってダメ出しをしてきそうで、僕がこんな賞をもらっていいものか悩む」としながらも、「大学で学んだ『リテラシー』は今でも僕にとってかけがえのないものになっていると思う。国内からでは今の日本が抱える問題の全貌がわからないように、一歩引いた視点でみないとわからないことが多く存在する。一歩引いた視線で物事をみることの大切さを学んだのは大学時代だと思う」とした。

現役の学生に対しては、「せっかくICUという恵まれた環境にいるのだから、積極的に異文化とふれあい、自分を相対的にみることができる人間になってほしい」と述べた。

▲森枝さんの時に笑いも交えたスピーチは会場を沸かせた
▲森枝さんの時に笑いも交えたスピーチは会場を沸かせた

 

3人目の受賞者は堀内佳美さん。生れつきほぼ全盲の堀内さんは、卒業後証券会社で翻訳管理者として勤務した後、タイ農村部で非営利法人「アークどこでも本読み隊」を発足させ、図書館と幼児教育センターの運営に携わっている。

ICUで学んだことはクリティカルシンキングだと思う。現在はタイで読書を普及する活動をしているが、読書経験を通して、固定観念にとらわれない、より批判的に世の中を見ることができる人、建設的に社会について考える人になることができると思う」と述べた。

学生に対しては、「社会人になってからではできない、大学生のうちにしかできないことはたくさんあると思う。留学に少しでも興味がある学生は、借金してでも行くべきだと思うし、もしタイに興味がある人がいれば、ぜひ連絡してほしい」とコメントをした。

▲堀内さんは卒業後、タイで読書を普及させる活動をしている
▲堀内さんは卒業後、タイで読書を普及させる活動をしている
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