”無意識に注意”ってなんだ!? E-Weeksが今年もやってくる!

4月25日から5月11日まで行われるE-Weeks(ICU環境意識月間)。この名前にはあまり馴染みがない、という方も多いかもしれない。しかし実際には、注目すべきイベントが盛りだくさんなのだ。今回は、E-Weeksを主催するSUSTENAの都馬阿英夫さんにお話をうかがった。
(※インタビューは再構成済み)

 

E-Weeksが今年もやってくる!

 

――E-Weeksの概要を教えてください。
E-Weeksは、もともと、4、5年前に導入されたリリパックの周知のために始まったものです。リリパックというのは、われわれSUSTENAが導入したもので、ガッキで食事をテイクアウトしたときに使用される、再利用可能な回収容器です。そのリリパックも回収率がおかげさまで40~60%(昨年度)まで上がり、「リリパックの広告」というE-Weeks実施の第一目標は達成されました。
そのため、今年のE-Weeksは、環境問題についてみんなに興味を持ってもらうための期間として、活動の幅を広げています。今回のE-Weeksでは他の団体ともコラボし、イベントを企画しています。

 

――各イベントの内容について教えてください。
まず、4月25日、4月27日、4月29日のお昼休みに合同説明会が行われます。この説明会では社会問題、環境問題に取り組む団体の関係者が出席し、活動内容の紹介などを行います。
4月26日には、生物学メジャーの上遠先生による自然観察会が行われます。ICU生でも、「本館などの建物から離れた区域に訪れた機会があまりない」という方が多いのではないでしょうか。このイベントでは、普段はあまり足を踏み入れることができないような、ICUらしい緑の空間を先生に紹介してもらいます。上遠先生自身がICUの環境について研究なさっているので、プロの意見がうかがえる貴重な機会です。

今回初の試みである、他団体とのコラボイベントは4つ用意してあります。フェアトレードに関して活動を行っているELABELによる映画「THE TRUE COST」上映会(4月27日)や、貧困の克服のために活動しているOxfamによる、環境についてケーススタディから考えるワークショップイベント(5月10日)、また、国際環境NGOであるGreenpeaceや気候変動に関して活動する350.orgがそれぞれトークイベントを行います。
5月9日のGreenpeaceのトークイベントでは過剰漁業について、
5月11日の350.orgのトークイベントでは温暖化対策について取り上げられる予定です。今回から始まったコラボイベントですが、現在もSUSTENAでは次回のE-Weeksに向け、コラボしてくださる団体の方を募集しております。ぜひ、お声がけください。(Facebookページ: https://m.facebook.com/icu.sustena/、メールアドレス: icu.sustainable@gmail.com)。また、イベントの詳細については、Facebookも参照いただきたいです。

また、5/11の夜にはキャンドルナイトが行われます。電気を消し、キャンドルの光の中でICUの音楽団体の方たちによる演奏を聴こう、というイベントです。キャンドルの光だけ、という空間はなかなか体験したことがないと思います。このキャンドルナイトでは、その空間の中で環境について考えることが狙いです。すべて無料で予約不要です。キャンドルナイトは昨年好評を博しており、今年も多くの方に参加していただきたいです。

 

――今年のE-Weekにはどんなテーマがありますか。
今回のメインテーマは「“無意識”に注意!」で、サブテーマとして「緑のキャンパスから私たちができること」または「ICUから環境問題を考える」という2つを掲げています。
ICU生はみな、自分の興味のある分野についてはよく知っていると思います。しかし、たまには興味のある一部の分野だけではなく、環境問題などの大きな問題にも目を向けてほしい、つまり、環境に対する無意識を意識(注意)してほしい、という思いが今年のテーマには含まれています。また、こうやって環境について考えることがICUの学生たちの連帯感のきっかけになれば、ということも視野に入れています。

 

――E-Weeksを企画する中で、新たに自分たちの中で意識が変わっていくといったことはありましたか。
僕個人のことになってしまいますが、僕は初めから環境に対して問題意識を強く持っているようなタイプではありませんでした。しかし、SUSTENAで活動を行っていく中で、自分の知識のなさを痛感させられて、みんなと一緒に環境問題について考えたいという思いがわいてきました。そういった経験も踏まえて、あまり環境問題に興味がない方に対しても、トークイベントなどではたらきかけることができるように頑張っていきたいです。

 

――E-Weeksを主催するSUSTENAはどんな団体なのでしょうか。
リリパックの集計、E-Weeksの実施、エコプロダクツというイベントへの参加が主な活動です。エコプロダクツというのは、環境問題に取り組む会社や団体が集まって、環境配慮型製品・サービスの展示を行うイベントです。
SUSTENAも毎年出展し、部員のプロジェクトの紹介などを行っています。リリパックもはじめはプロジェクトのうちの1つでした。提案してみたいプロジェクトがある方は、ぜひSUSTENAに入ってみてください。

 

――最後に何か一言ありますか?
E-Weeksが環境について考える一歩となれば幸いです!

 

――ありがとうございました。

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