ICU祭を盛り上げる「エリア分け」のアイデアに迫る!

 

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今年も、ICU祭の一般参加企画募集が始まる時期となった。しかし、今年のICU祭での一般参加企画は、例年とは一味違ったものとなるらしい。ICU祭実行委員会が今年新たに打ち出すアイデアは「エリア分け」だ。今年のICU祭では、一般参加企画をそれぞれの特徴ごとに集めていくつかのエリアが作られるとのことである。この「エリア分け」のアイデアについて、ICU祭実行委員会本部企画局局長の山田健太郎さんにお話を伺った。

(※インタビューは再構成済み)

――まず、エリアごとに一般参加企画を分けることにした理由を教えてください。

ICU祭の準備は、ICU祭が終わってからひと月をおいて、年末から始めることが多いです。去年、食品担当として初めてICU祭に関わった経験から、この構想を年末から練り上げてきました。お客さん目線で考えて、どうすればもっと楽しんでもらえるだろうか、ということがこの企画の出発点です。お年を召した方もいらっしゃるし、小さなお子さんもいらっしゃるわけですから、その方たちがまずどこに行けばいいのか、わかりやすく楽しめるようにと、この「エリア分け」のアイデアを進めてきました。ICU周辺のお店を呼ぶ案もありますので、受験生の方にもICU生が普段どんなものを食べているかをわかっていただけると思います。
――それぞれのエリアの詳細を教えてください。

まず、入り口の旧ロータリーのあたりに「ELAスクエア」を作ります。このエリアは、ICUらしさをお客さんに楽しんでもらえるような、英語の飛び交うエリアにしようと思っています。そのため、ここのエリアでは、なるべく英語を使って接客して欲しいです。看板なども、英語がメインで、日本語は添えてある程度を考えています。名前にもある通り、ぜひセクションごとに出店してもらいたいです。ELAの先生を誘って出店するのも楽しいのではないでしょうか。OYRやセプテンの方にも出店してもらいたいので、混乱がないよう、「ELAスクエア」という名称は若干変更があるかもしれません。

旧D館と芝生のところは、「International Street」というエリアを考えています。このエリアでは、世界の食事を売ることを想定していて、装飾は国旗などを飾ります。ケバブやホットドッグなど国際色豊かなものをそれぞれ売っていただきたいです。

International Streetを抜けた花道は「純ジャパカントリーロード」というエリアになります。ここは、日本でよくある「祭」をイメージしたエリアにしたいと考えています。食事では、焼きそばとかたこ焼きとか、お祭りの定番料理を出すお店が集まります。装飾も、祭をイメージして提灯を飾る予定です。

本館内には、「ワクワクこどもWing」と「ほっこりカフェArea」を考えています。本館西側のワクワクこどもWingは、子どもたちが楽しめる企画のある場所にします。ほっこりカフェAreaは3階のほとんどを占める予定です。ゆっくり、カフェが楽しめる場所にしたいと思っています。
――出店する側にとって、エリア分けはどんなメリットがあるのでしょうか?

まず、エリアに参加することにより参加できるグランプリの部門が増えるので、グランプリが取れるチャンスが増えます。今までは、部門ごとにグランプリを決めていましたが、今回からはそれに加え、エリア対抗でもグランプリを決めます。同じエリアの他の団体さんたちとも協力してグランプリを目指していただきたいです。

また、エリアごとの紹介を積極的に行っていくので、お客さんの目に触れる機会も増え、出店した企画のPRをより活発にできるようになります。実行委員会では、エリアごとの紹介のためにリーフレットも作成する予定です。リーフレット作成の担当者は、「ディズニーランドのリーフレットのようなものを作りたい」と意気込んでいます。

さらに、エリアごとに分けることで、同じ年齢層の方や、興味が同じようなお客さんが、他の店舗から流れやすくなります。これも、出店する側にとって大きなメリットなのではないでしょうか。
――出店する際の手続きで変わる点はありますか?

今までのICU祭では、仮登録での企画番号を受け取った順で団体の配置を行っていました。しかし、今回からは屋外テント企画と本館企画で若干手続きが異なります。まず、屋外テント企画の方たちには本登録のときに、どのエリアに出店したいか、第3希望まで希望を出してもらいます。そして、そのエリアごとに仮登録の順番から位置を割り振っていきます。本館企画には、カフェと子ども用の2つのエリアしかないので、実行委員会の方で企画内容に沿ったエリアに割り振けを行います。もちろん、どんな教室が好ましいといった要望にはお応えしますので、安心してください。
――自分の考えている企画がどの企画にも属さないかもしれない、という人はどうしたらいいですか?

実は、エリアに属さないけれども出店できるスペースもあり、本登録のときに、そのスペースを希望することもできます。本館内でどこにも属さなそうな場合は、2階にそういった団体の方々を集めるスペースを設けることになっております。
――なるほど。どのエリアにも属さなさそうな企画にもしっかりと対処できるようになっているのですね。それでは最後に、なにかICUの学生に伝えたいことがありましたら一言どうぞ。

エリア分けを導入すると制約が増える、などと思われるかもしれませんが、企画側としてはICU祭を盛り上げるために努力しているので、なにかアイデアがありましたら気軽にお声がけください。エリアごとに協力していただきたいと思っていますし、装飾についても皆さんの意見を伺おうと思っています。すこしでも興味がありましたら、まずは23日から27日までのランチタイムに行われる説明会に来て、ぜひぜひICU祭に参加してみてください。
――ありがとうございました。