ICU murasaki、3月1日で廃止 新認証システム導入で変わったこと

”internet"" by jeremy davis is licensed under CC BY 2.0
”internet”” by jeremy davis is licensed under CC BY 2.0

国際基督教大学ITセンターは、長年学生向けWi-Fi認証システムとして活用されてきたICU murasakiを3月1日に廃止すると発表した。3月以降は秋学期より導入された新認証システム、ICU Studentへの移行が必要となる。新システムの導入にあたり、どういった点が変更されたのか、どうして移行を検討するに至ったのか、ITセンターの加藤隆典さんからお話をうかがった。(内容は再構成済)

 

――まず、ICU murasakiからICU Studentに移行するにあたって、どのような点が変更されたのですか?

今回変更される部分は無線LANのネットワークのごく一部で、大体は引き続き既存のシステムを使っています。ですから、現在設置されているアクセスポイントはそのまま流用していて、認証部分だけを変更した形になっています。

 

――以前から「登録方法が複雑だ」という声が聞かれていたように思いますが、今回の変更はそれを改善するためのものでしょうか?

そうですね。ICU murasakiのアカウントを取得するには、各自で利用したい端末のMACアドレスを調べて、かつ学内のPCから申請する必要がありましたが、これが結構な手間でした。調べたMACアドレスが間違っているために正常に認証されないというトラブルも何度かありました。また、仮に申請できたとしても、以前は承認を手動で行っていたため、申請してから使えるまでタイムラグがありました。こういった理由から「認証方法を改善してほしい」という声を多く聞いたので、認証の過程を半自動化できないかということを昨年度から考え始め、今年の夏にシステムを入れ替えた形です。

新しい認証システムであるICU Studentは自身のICU Net IDで利用が可能です。また、登録から利用開始までのタイムラグやMACアドレスを調べる手間が解消されました。

 

――新システムの登場でICU murasakiが廃止されるということですが、現在ICU murasakiを利用している学生はICU Studentに登録しなおす必要があるということでしょうか?

そういうことになります。3月1日までは利用できるので、この春卒業する学生さんは無理に切り替える必要はないですが、来年度以降も在籍予定なら各自ICU Studentへの切り替えをお願いします。

また、同じタイミングでYamataメールも廃止します。19以降の学生には関係のない話ですが、一部18の学生の中にYamataメールを利用している学生がまだいるようなので、2月末までにはGmailの方への移行をお願いします。

 

――話を戻しますが、今回の変更は認証方法の変更のみということで、回線自体の刷新はされないのでしょうか?

学内的に周知はしていなかったのですが、実は昨年8月の上旬くらいにインターネットを接続する回線の速度を上げました。もともとは100Mbpsだったものを、現在は1Gbpsまで上げています。

ただ、以前から使用しているアクセスポイントを経由して接続する状況は変わっていないので、アクセスポイントと端末の間に壁があるとか、位置が遠いであるとか、そういう状況ですと依然として接続は遅くなってしまいます。

 

――ということは、アクセスポイントを介して以降の処理速度は改善されたということですか?

そうですね。たとえば、ICUでは10時から14時くらいが一番利用者のが多い時間帯なんですが、以前はアクセスが集中することで回線が重くなってしまうことがありました。ですが、現在はそういった状況は改善されています。

ただ、先ほど述べた通りアクセスポイント自体は以前と同様なので、一箇所のアクセスポイントに接続する端末が集中してしまうと快適に利用できない場合があります。現在のアクセスポイントを設置したのはかなり前の話で、当時は現在のように常時多くの学生がパソコンをネットに繋いでいる状況は想定しておりませんでした。

もちろん、アクセスポイントに関しても設備増強をするタイミングをうかがっていますが、同時期に全ての建物の設備を刷新することは費用面で難しいです。とりあえず本館だけ増強できないか検討をしておりますが、本館に関しては建て直しの話も挙がっているので、投資するタイミングが難しいところもあります。

 

――ありがとうございました。

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